未病とは何か

残暑も厳しく、長野市でもコロナウィルスの新規感染者が増えています。

なかなか外出も厳しい中ではありますが、朝の散歩などを行って一日を楽しく過ごしてみましょう。

気分が良くなれば仕事や生活にも活力が出ます。

コラム

古岩井整骨院のコラム、本日は未病です。

以前から漢方などの世界では盛んに言われてきました(2000年以上前の中国の書物『黄帝内経素問』(こうていだいけいそもん)の中に「聖人は未病を治す」という記載がある)が、検診などの予防が重視されるようになってからは病院やクリニックでも言われるようになりました。

これは、「発病には至らないものの健康な状態から離れつつある状態」を指しています。

二つのパターンがあり、1つは検査などで異常が発見されても自覚症状がないもの、もう1つは自覚症状があっても検査で異常がないものです。

検査などで異常が発見されても自覚症状がない状態、例えば健康診断などで異常が見つかっても、本人は健康だと感じている状態が挙げられます。

一方、自覚症状があっても検査で異常がない例として「だるい」「疲れやすい」「冷える」といった不調などです。

これらは本人は不調を感じていても検査では異常が見つけ出せない状態でもあります。

「病気になってしまってからそれを治すよりも、病気になりにくい心身をつくることで病気を予防し、健康を維持する」という予防医学の重要性が認識されるにつれ、「未病」も重要なキーワードになってきているのです。

自覚症状がない異常に関しては将来的に疾患になる恐れもあるので、早めに診療を受けるようにしましょう。

ちなみに高脂血症、糖尿病、高血圧なども「未病」の1つと考えることができますから、積極的に治療を受けるようにしていくことが大切です。

今週の一枚

ホームセンターの植物です。
とても青々として管理されており、見て回るだけでも癒されますね。