こむらがえりの対処法

9月になり、秋に入ってしまいましたが、こむら返りの対処法についてまとめてみました。

対処法。

基本的な手順としては
こむら返りが起こっているときは、筋肉が縮んだまま伸びなくなっている状態ですので、つっている(縮んでいる)筋肉をゆっくりと伸ばすようにしてください。
軽く温めて、マッサージする(マッサージを行う際には、太腿から足首に向かって優しく筋肉を押していくようにします。→つった所は強くマッサージしがちですが、これは筋肉や筋にダメージを与え、肉ばなれにつながる恐れもありますからあくまで優しく行ってください)

夜中起こってしまった場合の手順としては、
1・体の力を抜く
こわばってしまいがちですが、何とか痙攣した足をリラックスさせてください。

2・ひざや足首の楽な角度を見つける
ひざや足首を動かして痛くない角度を探ってください。

3・ゆっくりストレッチ
楽な角度を見つけたら、じわじわストレッチをしてください→このストレッチが脳への伸長ストッパーの伝達機能を向上させ、急な収縮(つった状態)を止めてくれます。

 

images

 

4・足首をまわす
筋肉の緊張状態を解きほぐすために足の力を抜いて、足首を回します。

5・ひざを立てて寝る
上記の方法は応急処置なので、根本的な解決にはなりません。足を伸ばした状態では同じ事が起こりうるので、足を伸ばさないようクッションなどをひざ裏に仕込み、足が伸びきらない状態にしておくといいようです。

6・翌朝スポーツドリンクを飲む
つった翌日だけでなく、数日間は、一日500mlのペットボトルを、飲むようにすると、かなり予防になるようです。

痛みは2~3日残る事がありますが、それ以上かかる場合は筋肉が傷ついている場合もありますので、治療をうけた方が良いと思います。

日頃の習慣として、ふくらはぎの筋肉を動かし、しなやかな筋肉にしておくことが大事です。ふくらはぎの軽いストレッチや、10分程度のウオーキングなど強度の弱い運動から始めるようにしましょう。
そのほか、水分不足に気をつけたり、栄養バランスの良い、食事をしたり、睡眠をしっかり取って、体を休めることも大切だと思います。

ただ、それでも頻繁につるようでしたら病気の予兆の可能性もあります。
まず心配されるのが、心臓の病気です。
心臓が弱いと、血液循環もうまく足先まで届かず、足がつってしまうのです。
そのほか、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)や椎間板ヘルニア、脳梗塞や脳腫瘍、糖尿病などからくることもあります。
なかなか良くならない時は、早めに専門医(内科や整形外科)で調べてもらい、原因の究明と治療を行ってみてはいかがでしょうか。