「大根」の抜き方を考える~ケガの予防

11月になり寒くなりましたね。いきなり表題で大根の文字が出てビックリされた方もいると思いますが、大根は11月の季語、風物詩となっているものでこれから月末、来月の頭にかけて収穫が行われていきます。

昨年は大根の収穫に絡み、腰を傷める方が何人かおり、今年はまだそういうケースがないため予防のために負担のかからない動作を調べてみました。

1.水で土を湿らす
水を撒くのは面倒で、しかも水がもったいない気がしますが、シャワ-ノズルで軽く水を撒くか、小雨の雨降りの日を選んで大根を抜くと良いかもしれません。

2.大根に可能な限り近づく。
動かそうとしているものと離れれば離れるほど腰への負担はきつくなるようです。なので、大根には可能な限り近づき、そのうえで抜いていくものです。

3.必要な本数だけ抜く
仕事の農業でないなぎり、ついついたくさん抜きすぎて・・というのは相当な負担になります。最低限必要な本数だけ抜くのも良いかもしれません。

4.足を前後に開いて抜く
足をそろえて抜く動作を行うと骨盤部分の筋肉に余計な力が一気にかかり、腰を傷める原因となります。しかし足を前後に開くことで、姿勢によって体が安定し、無理な力がかからず抜くことができます。可能であればそこの姿勢からさらに左右にも少し開くことで安定性は増すようです。

また、農業的な視点からの抜き方ですが、大根は、ネジの様に回りながら土の中へ伸びていくそうです(太陽を浴びる為に、東から西へ、自ら回っているためとのこと。)。
なので、抜く時は、反対周り(西から東へ、反時計回り)に回しながら抜くと、力を入れずに抜けるそうです。
こういう知恵も利用しながら家庭菜園や農業を行いたいですね。