腰以外の腰痛

最近徐々に暖かくなり、外も雨が降る機会が増えてきました。静岡では河津桜が咲いているそうで、徐々に春の気配も見えてきました。あと少しで長野も春の訪れを感じることができるかもしれませんね。
今週は暖かい日が続くとの予想もありますから、できる範囲で歩いたり、活動できると良いのではないでしょうか。

コラム

長野市風間の古岩井整骨院のコラムですが、今日は腰以外からくる腰の痛みについてお話しします。
腰が痛いのに腰が原因でないものとして、病気などによるものもありますが、足の付け根の関節が硬いために痛みが出るケースもあります。
そう言ったもののセルフチェック方法として、お尻キック検査が挙げられます。
これは徳島大学の整形外科教授の西良浩一(さいりょうこういち)先生が提唱しているチェック方法です。
方法はうつぶせになって膝を曲げ、かかとがお尻に触れられるかチェックするものです。
この方法で全くかかとに足がつかない状態であればモモの筋肉の硬さなど、腰以外の筋肉や靭帯からくる痛みも疑われます。
さらに左右で行うことによって、片方だけ全くつかないケースも珍しくありません。
更に原因をもも周りの筋肉に求めると、動き出しの痛みや腰を反らした時の痛み(後屈時の痛み)、同じ姿勢で痛みが出るなどと言った症状があれば、その可能性がかなり高くなります。
そう言った状態だとモモが硬いために付け根の関節も硬くなり、さらに腰の関節も動きにくくなって、骨盤が前にお辞儀した前傾状態になります。
そうなると健康な腰回りの筋肉や関節、靭帯にも負担が大きくかかり、腰の痛みが出てくることも少なくありません。

こういった腰痛についても西良先生は、対策を推奨しています。
「ふともも伸ばし体操」というもので、横に寝て膝を曲げ、足首を手で持って固定し、モモを背中の方向へ引いていくことで、モモの前側や体幹(胴体のこと)のインナーマッスル(深いところにある筋肉)が伸ばされていくのです。
これを左右の足で10秒3セットずつ行うことを推奨しており、行った場合はモモの前側の筋肉が伸ばされ、骨盤の前傾も徐々に改善されていくようです。

当院に来院される方で該当するケースではこのようなことを積極的に行っており、効果を強く実感される方も少なくはありません。

もし気になるようであればご相談ください。

今週の一枚

所用で新潟県の上越まで行ってきました。さすがに2月だけあり、非常に雪が積もっており、車より高いところまで積み上げられていました。五月の連休中にも雪が残っていますから、こちらの春はやや先のようです。