巻き肩って何?巻き肩の話題

3月に入りいよいよ暖かくなってきましたね。毎日雨が降ったり、急に晴れたり、そして暖かかったりと年度末の忙しさも相まって忙しい日が続いているのではないでしょうか。そんな毎日を乗り越えて4月の新しい年度に向かって頑張っていきたいですね。

コラム

長野市風間の古岩井整骨院のコラムですが、今回は巻き肩です。巻き肩と言われてもピンとこない方も少なくないかもしれませんが、実は身近な姿勢不良の一つです。今回はその特徴やタイプ、予防法などをお話ししていきます。
巻き肩とは一言で言うと肩が前に出てきてしまってあたかも肩が内側に巻き込まれているような状態です。これは長時間のパソコン操作や近年増えているスマートフォンやタブレットなどの使用によって腕が徐々に前に出てきてしまい、肩が内側に巻かれてそのまま肩や肩甲骨周りの筋肉が固まってしまった状態です。こうなると不良姿勢によるスタイルの悪化や腰痛、時に首の寝違えのような痛みを引き起こします。
この巻き肩には二つタイプがあります。猫背型と胸張り型がその二つで、猫背型は両肩が前に行ってしまい横から見ると猫背になっているようなタイプです。これは姿勢不良の他に骨盤が後ろへ傾くことによってガニ股や内股の原因になり、美容上にも、健康上にもあまり望ましいことではありません。胸張り型はそういった姿勢を無理に変えようとして巻き肩のまま身体だけ反った状態のタイプです。これは骨盤が前に傾いてしまい腰痛の原因になります。
こういった二つのタイプを予防するにはこまめな姿勢チェックとストレッチです。姿勢チェックは簡単なものが望ましく続けやすいので簡単な方法を三つお教えします。1つは耳の下に肩が来ているかというもので、巻き肩の人は肩が前に行ってしまっているため耳の前に肩が来てしまっていることが多いです。気になるようでしたら自然な姿勢で横を向いてみて、耳の下に相当するところに肩が来ているかチェックしてください。2つ目が楽に立って手をだらんとした時、手の甲が外側を向いているかということです。正常な姿勢であれば手の甲は外側を向いているのですが、巻き肩の場合は手の甲が前側を向いています。最後が他の人にスマートフォンで自分の横の姿を撮ってもらい待ち受け画面にすることです。ちょっと抵抗があるかもしれませんが、スマホなど姿勢が悪くなりがちな作業をする前に自分の不良姿勢を見ると無意識に姿勢を正そうとするのでおススメです。これらの姿勢チェックで巻き肩だと思ったら、痛みが出ない範囲で肩周りをストレッチするのが予防法になります。ストレッチはハンズ・ビハインド・ヒップ(両手を背部で組み、腕を軽く伸ばしたまま胸を張って両手は下へ伸ばす方法)、ハイ・エルボー(両手を頭の後ろで組んで両肘を外側へ向かって開きながら顔は前を向く方法)があります。このほかにもいくつか方法がありますが、調べたりお近くの整骨院や整形外科などにかかることをおすすめします。
巻き肩は年々増加している傾向にありますから、ご自身でもぜひチェックしてみてください。

今週の一枚

先日組合の仕事で県民向けの公開講座を行いました。ホテルの広間を借りて盛大に行い、立ち見が出るほど盛況で成功裏に終わってよかったと感じています。