自転車に必要な筋肉~下肢(下半身)編~

新しい元号が発表され、令和となります。
これからの新しい時代に向けて古岩井整骨院も進化して行きます。
関係者の方々はこの一か月間何かと大変かもしれませんが、これからも頑張っていきたいですね!

コラム

長野市風間の古岩井整骨院のコラム。今回は自転車に必要な筋の最終話である下肢筋です。自転車をこぐ上で一番大切な筋肉であり、日常生活の歩行にも使われる筋肉になります。ペダルを漕ぐいわば自転車のエンジンです。それ位重要な筋肉と言え、モモはもちろんのことふくらはぎも足首をコントロールする筋肉として非常に重要です。

①大腿四頭筋
モモの前側の筋肉です。ももの表にある一番目立つ筋肉で、スピードスケートの選手や競輪の選手が非常に発達している筋肉です。作用としては、ペダルの頂点から真下(上死点から下死点)までの踏み込みで大活躍する筋肉になります。単独では人体最大の筋肉の一つ、出力の源と言っても過言ではありません。もちろん歩き方にも重要な筋肉の一つです。

鍛え方
実際に乗るという手もありますが手軽なものとしてスクワットがあります。完全に曲げるフルスクワットも良いですが、ひざの痛みが気になる方は角度を半分にしたハーフスクワットや更に半分にしたクォータースクワットを痛みが出ない範囲で行うというのもおすすめです。また四つん這い姿勢から左右の手足を交互に挙げるダイアゴナルという筋トレも有効な方法です。

②ハムストリングス
ハムストリングスはモモの裏の筋肉です。ちょうど大腿四頭筋と対にあるような位置関係です。ペダルの頂点から真下(上死点から下死点)までの踏み込みを安定させるための引き足として活躍し、更にビンディングと呼ばれるペダルの固定具を付けている場合は引き足として上死点までペダルを足に持ってくる際に活躍します。

鍛え方                          うつぶせ姿勢から膝を曲げるレッグカールを行います。また、スクワットでも鍛えることができます。こうして考えるとスクワットは非常に効率の良いトレーニングと言えるのではないでしょうか。

③腓腹筋
腓腹筋はふくらはぎの後ろの膨らんだ部分の筋肉です。アキレス腱の元となっている筋肉でもあります。これは主にももで作られたペダルの回転パワーをペダルへ安定して伝達させる作用のある筋肉です。基本的に乗ることでも鍛えられますが、つま先立ちをしたり降ろしたりするカーフレイズという運動で鍛えられます。歩行でも安定に関わる部分なので、転倒予防にも重要な筋肉と言えます。

このようにして鍛えることで自転車をこぎやすくなります。このほかインナーマッスルと呼ばれる体の深い部分にある筋肉もありますが、これは鍛えられるという説と鍛えられない説と賛否両論があるため、またの機会にお話ししようと考えています。

今週の一枚

ようやく当院の玄関に咲いている梅の花も8分咲き程度になってきました。例年よりやや遅いですが、これからもどんどん咲いていき、早く満開になると良いですね。