筋肉貯金で健康寿命を延ばしましょう!

 

北アルプスも白くなってきました。
いよいよ冬の足音が聞こえてきましたね。
寒い日も出てきますが、何とか乗り越えていきましょう。

今月の予定は

11月23日(土・祝) 午前中のみ受付

です。
被害に遭われた方々の一刻も早い復興を祈念申し上げております。

コラム

長野市風間の古岩井整骨院のコラム。
2回に渡って筋肉貯金のお話をしていきます。
今回は、筋肉の効用や筋肉の減少によって健康寿命が短くなるという話題に触れながら、筋肉貯金の重要性についてまとめました。

まず筋肉の効用ですが、若々しさと健康を保つために必要ということです。
老化は足腰からという言葉があるように、下半身の筋肉は加齢によって弱りやすく、しかも足腰が弱ると姿勢も悪くなるうえ、歩きが不安定なります。
そうなると普段のしぐさも急に年を取ったように見えてしまうのです。
しかも下半身は全身の筋肉の70%が集中しているといわれるように、ももやふくらはぎ、お尻の筋肉は、全身の筋肉の中でも大きさや量で上位に入るものばかりで、これらの筋肉が弱ることで身体の衰えがよりはっきりしてしまいます。
このように筋肉の効用は若さを保つために重要で、加齢により衰えやすい下半身の筋肉が衰えると急に年老いたように見えるということです。
現代社会においては車や電動自転車等の移動手段が多く、椅子に座る時間も長いことから、昔に比べて更にそういった傾向が顕著になっているということに注意しなければいけません。

筋肉の減少は健康寿命を短くします。
筋肉は加齢とともに弱っていきますが、そのまま弱っていくとロコモティブシンドロームと呼ばれる病的な状態になります。
この状態になると介護が必要になること非常に多くなるのです。
介護が必要になるまでの寿命を健康寿命と言いますから、筋肉の減少が止まらないと健康寿命も短くなってしまうことは明らかと言えます。
また、明らかな病気がなくとも4人に1人はこのロコモティブシンドロームが原因で介護が必要になっているという調査結果*もあるので気を付けなければいけません。
*平成23年厚生労働省国民生活基礎調査で23%が運動器(筋肉や骨)の問題で要支援・要介護になっているという調査結果

このように筋肉は若さと健康寿命を延ばすために重要です。
でも、筋肉は必要と言っても中高年になってしまったら、もう遅いのではと思われるかもしれません。
しかし、正しい方法で筋肉に負荷を加えることで年齢に関係なく筋肉は成長します。
筋肉を鍛えるのに年齢は関係ないのです。
また、実際に80歳であっても筋力トレーニングを行うことで筋肉の成長が見られたという報告は多く、実際に効果が期待できることが分かっています。
なので例え高齢であっても、この記事を読んだことをきっかけにして運動をしてもらえたらと思います。
次回は、どのように筋肉を鍛えたら良いのか、筋肉には具体的にどのような役割があるのかということをお話しします。

今週の一枚

白馬の紅葉です。
いよいよ秋も深まり白馬の紅葉は真っ盛り、ジャンプ台の眼下の森は紅葉で鮮やかな色になっています。