小脳の機能を知って転倒を予防する

梅雨とは思えない連日の大雨で大変な毎日ですね。
できることを行って災害の備えをしましょう。

7月の連休の予定は以下の通りです。

7月23日 午前中のみ
7月24日 お休み(救護活動のため)

九州もはじめ南信でも被災された方が多く、一日も早い復興を願わずにはいられません。

コラム

コラム、本日は小脳を鍛えて転倒予防というテーマです。

転倒の原因というと、足腰の筋力低下が代表的と言われています。

しかし、それ以外にも小脳と呼ばれる脳の一部分の機能が低下していることで転倒する場合もあるといわれているのです。

この小脳、人間の体を飛行機に例えるなら、機体を操縦するパイロットの役割を果たしています。

翼やエンジンに当たる足腰とともに、衰えを防ぐべき大切な器官であり、人の運動の根本的な部分です。

この小脳の機能をチェックする方法とトレーニングを紹介しましょう。

小脳の機能チェック

1.一方の足のつま先ともう一方の足のかかとをくっつけて、両足が一直線になるようにして立ちます。

右足が前でも左足が前でも問題ありません。

ご自分の好きな方で立ってみてください。

2.腕を組んで目を閉じたらスタート。

この状態で20秒間しっかり立っていられたら、小脳の機能は衰えていません。

※注意点
ふらついて立っているのが難しいと感じたら、無理をせずに目を開けて中止してください。
できれば一人で行わずに、介助できる方が側にいるような状態で行いましょう。
万が一、転倒した場合に備えて、周りに物がない安全な状態で行ってください。

小脳のトレーニング

小脳の機能を鍛えるための2種類のトレーニング法をご紹介します

・両方の親指を交互に見るトレーニング

1・両手を前に伸ばして、親指を立てます。※両手の位置は肩幅くらいが目安です。

2・顔を動かさずに目だけをなるべく早く動かして、左右の親指を交互に見つめます。

3・この動作を10往復行ってください。

・動く親指を目で追うトレーニング

1・片手を前に伸ばし、もう片方の手であごが動かないよう固定します。

2・前に伸ばした方の手の親指を立てて、左右に大きくゆっくりと動かし、その親指を目で追うようにします。

3・10往復行いましょう。

この2種類のトレーニングを1セットとして、1回に3セット行ってください。
朝・昼・晩と時間をあけて、1日3回行うと効果的です。

※注意点
ふらつきを覚える場合があるので、必ず座った状態で行ってください。
気分が悪いと感じたら無理せずに中止してください。
トレーニングは無理をせずに、長く続けることが大切です。

今週の1枚

先日信濃町のナウマンゾウ博物館へ行ってきました。

骨格から復元されたナウマンゾウが置いてありましたが、やはり茶臼山動物園の象に匹敵する大きさに驚かされます。

仕事柄でしょうか、わ個人的には肋骨が20対(ヒトは12対)あることが新鮮でしたね。