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テーピングの歴史~初期は梱包用のテープを使っていた

最近応急手当として養生テープを使った固定をしてきた方が見えました。
いくら応急手当でもそんなテープは使わないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ある意味理にかなっていると感じ、テーピングの歴史を思い出しました。

テーピングの歴史は、一説によると1861年のアメリカ南北戦争にまで遡ることが出来ると言われています。戦場で怪我をした兵士が、負傷部分に荷物梱包用のテープ(恐らくガムテープのようなもの)を巻いて自陣地にまで自力で退却したことがテーピングの始まりとされているそうです。その後のテーピングは、1874年に誕生したアメリカンフットボールの隆盛と共に発展し、ぶつかり合いが多く、数あるスポーツの中でも選手の故障が激しいスポーツであることから必要とされたのはうなずけますし、初期の頃は現代のような専用のテーピングテープはなく、ガムテープや布テープのようなものが平然と使われていたようです。

それに今でもやむを得ないときはガムテープで応急手当てをする、といったケースもまれにあるようです(皮膚トラブルのもとになりますからあまりお勧めできません・・・)が、可能な限り準備をして臨みたいですね。

もちろん当院では専用のテーピングテープを使用し、毎日患者さんの手当てや施術に使用していますのでご安心ください。

(写真は当院使用のテーピングテープ(左)、とガムテープや養生テープ(右)です。)

初氷~冬に向けて自宅でのエクササイズ

今朝、長野市も初氷を記録し、立冬とも重なり季節がまた一つ進みました。
これから徐々に冬が本格化していくわけですが、足元も悪くなり、自宅にいても運動不足や冷えなどで痛みが出ることもあります。

頑張ってウォーキングという方もいらっしゃいますが、自宅でもできる冬場の運動を紹介してみたいと思います。

もも上げ(ハイニー)
ももを上げる運動ですが、ハイニ―(high knee)というおしゃれな名前がついています。
方法は、
腕を前後に大きく振りながら、ももを高く持ち上げるようにして、その場で足踏みをするというもの。ももの高さは床と平行か、それよりも少し高めに行うのが理想ですが、痛みや辛さが出ない程度で結構です。
脚の高さやペースも「少しキツいかな」と感じる程度で行うとより効果的です。ただし、毎日続けるためにはハードルを下げて「とりあえずももを上げる」という形でも良いかもしれません。
フォームを意識して「ゆっくり」と、左右交互に連続して100~200回程度が理想の目安ですが、60~100回程度から始めてみても良いかもしれません。軽く汗ばむ程度に頑張れば十分です。

注意事項として、不意のよろめきなどでバランスが崩れることもありますから、手が付けるテーブルや壁、手すりなどが手の届く所で行うことをお勧めします。
今年は雪も早い気がしますが、するべきことをして日々を過ごせて行けたらと思います。

意外な組み合わせの炭酸飲料について思うこと

先日、外食先でコメとコーラの風味を組み合わせた炭酸飲料を頂きました。
最初はゲテモノの類、話題にと試してみるつもりだったのですが、実際に飲んでみると乳酸菌飲料の炭酸が入ったものという印象で、意外と爽やかなのど越しで美味しいという感想です。

開発した方の苦労が感じられ、ただ単にコメをつぶして香りをつけたというよりは酢や香料の配合、味付けに相当神経を使ったものでコメ独特の癖をうまくいなしているのではないでしょうか。
ただ、こういったものは外食に限らず様々な分野で行われているのかもしれません。この仕事においてもまれに常識を覆す新知見という物があり、日々の業務においても仕事内容を見直すものすらあります。(身近なものだと、コルセットのつけすぎは筋肉低下をもたらすというのが一般に言われていたことですが、近年ではそこまでの影響はないというように考えられています)

新しい意外な知識や技術も積極的に取り入れていきますが、ゲテモノのようなものもありますから吟味して提供できればと考えています。

不安定な天気~天気に左右される症状

最近晴れの日が短く、同じ日に快晴と雨が入り混じった天気が続いています。
こういった日は気分も晴れない方が多いのではないでしょうか。

感情的なものの他に天気が悪くなる、今にも降りそうというときに痛みが増したり、古傷が傷んだりする方も見えます。(気分的なものと思われがちですが、海外や日本の天気専門番組では、「天気痛予報」があるそうです。)

この天気に左右されるものの原因に耳が関係しているそうです。
耳には奥に内耳という器官があり、「リンパ液」という液体がたまっています。

このリンパ液の流れる方向や早さで、体の傾きや位置を割り出し人間は動き続けることができると言われています。その内耳の中には「気圧センサー」というものがあり、このセンサーが天気による気圧の変化で興奮すると、リンパ液に流れを与えてしまうそうです。
そうなると、「体に傾きがない」という目からの情報と、「リンパ液が流れている」という耳からの情報が食い違い、脳が混乱してしまうという異常が発生してしまうようなのです。

脳の混乱は体にとって非常にストレスになり、全身の「交感神経」を興奮させ、痛みをつかさどる「痛覚神経」にも刺激を与えてしまいます。神経が刺激されてしまったため、治ったはずの傷が痛んだり、普段弱くなっているところ(頭や首や関節)に痛みが出てしまうそうなのです。

実のところ、この症状は「乗り物酔い」のメカニズムに近いと言われているそうですから、乗り物酔いの対処方法を行えば、もしかしたら軽減されるかもしれません。

天気痛には交感神経(=自律神経)の興奮が関与します。
そのため。普段から自律神経のバランスが悪い方は、余計天気痛も悪化する可能性があります。
また、ストレスも少なからず影響するそうなので、いつ、どんな時に、どんなタイミングで痛くなるかということを把握しておくことで意外と症状が和らぐかもしれません。

こんな活動もしています!

最近秋晴れとは縁遠い毎日ですが、昨日は珍しく晴れて暑いくらいでした。
昨日は飯山市で北信州ハーフマラソンというイベントが開かれ、そこでトレーナー活動をしました。
普段の仕事を生かしてマラソンの直後の状態をケアするということで、普段とは違った状況の中いかに成果を上げるかというのは新鮮でしたね。

元々こういった活動は以前からしていましたから全く気後れせずにできました。天気も良くマラソンもトレーナー活動も成功裏に終わったのではないでしょうか。
もちろん競技前後のケアもお任せください!(前回もこれをきっかけに来院してくださる方も見えました。)
ちなみに同業同士の技術交流の場にもなってるのはナイショです。

秋分の日のお知らせ

秋雨前線が停滞し台風が近づいているせいか、雨の日が続いています。
最近患者さんにお聞きしたのですが、毎年9月23日が秋分の日となっています。
しかし、今年は9月22日が秋分の日です。それはなぜかというと今年はうるう年で2月が29日まであり、その影響で1日ずれこんだとのこと。
反対にわずかなズレが蓄積され9月24日に秋分が来ることもあるそうですが、今度来るのは2100年ごろで恐らく僕が見ることはありません。

ここからが本題ですが、

9月22日(木・祝)はカレンダー通り休業日とさせていただきます。

もちろん何かあれば連絡して頂き、可能な限り対応しますのでよろしくお願いします。

古岩井整骨院

9月の祝日について

早いものでもう9月になりました。
今月のお知らせをお伝えします。

9月19日(月・祝) 午前中のみ受付

9月22日(木・祝) 休診

 

以上となります。
毎日寒暖差が著しいですが、身体に気を付けてお過ごしください。

不安定な天気の中で~不調に注意~

最近同じ日でも30℃を超える時間があったと思ったら急に雨が降り、気温が下がるという寒暖の激しい日が続いています。

こういった日はつい薄着で外出をしたり過ごしたりすると、急に来る寒さに対応できず体を不調を起こすことがあります。
こうなると、以前から不調だった首や腰に痛みが出たり、捻挫の古傷が痛みだす場合もあるようです。
こういう時に対応できるよう一枚羽織れるものを用意しておくと不調になりやすい部分の保温ができ、症状の予防につながります。

こういったお話をしたのも昨日、趣味のサイクリングで標高の高いところへ行きました。目的地に着くと、急に体が冷えて普段痛みのない胸鎖関節という関節の脱臼あと(古傷)がうずきだしたのです。恐らくウインドブレーカーなど羽織るものを一つでも持っていればそういうことはなかったと思います。幸い下界は暖かく、不調も徐々に改善され、これを描いている今現在は大変調子も良く、バリバリ仕事もしています。

ついつい分かっていても一枚余計に羽織るものを用意するということが重要ですね。
自分の反省談からお話ししました。

階段の降り方~登山から考える

お盆休みも終わり、8月も後半がスタートしました。
僕自身もお休みをいただき、暑さをしのぐために松本の西、乗鞍へ行ってきました。
乗鞍もふもとは暑く、早速山頂をめざし、途中残雪などを見ながら移動したのですが、登山で山頂を目指す方もおり、感心しました。

山頂を目指し登る方や反対に降りる方、たくさんの登山客の方を見ましたが、上級者から初心者まで様々な方の動きをみると、降りる時に大きな違いを発見しました。
それは初心者の方は正面から滑るように降りていく(足をひねりそうで見ているこちらが怖かったです・・)のに対して、上級者の方は横を向いてカニのような動きで降りたり、ジグザグに下りていたのです。

実は、これらの動き(カニ歩き、ジグザグ歩き)、捻挫予防の他膝への負担を減らす動きでもあるのです。
両方とも一度に強い衝撃が膝の関節にかからないため、膝が痛くなったり疲れが出たりしにくい動きとして機能します。

これを応用して膝の痛いときはカニ歩きで降りたり、左右にジグザグに下りたりすると痛みが比較的出にくく降りられます。

行楽先でも意外な発見がありますね。
ちなみに僕は楽をして上がり、ご飯を食べて楽に下山しました。
反省です。

古岩井整骨院

お盆休みのお知らせ

いよいよ8月に入りました。
当院も以下の日程でお盆休みを頂きます。

8月14日(
8月15日(月)

 

以上です。
16日(火)以降は通常通り受付しますので、よろしくお願いします。

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