予防

春の不調

もうすぐ3月がやって来ますが、体調を崩しやすい時期でもあります。
今回は春の不調というテーマでお話ししましょう。

コラム

この時期は1年のうちで寒暖差が一番大きく、気温の変化に対応するため、身体は交感神経の働き、緊張するが続きやすくなります。

  • この状態では、
  • 疲れがたまりやすい
  • 免疫力が下がる
  • 胃腸の働きが落ちる
  • 肩や腰が痛くなる
  • 身体が冷える
  • 寝つきが悪くなる

と言った体の不調が出ることも少なくありません。

さらに、春は異動・転勤・新生活の始まりなど生活が大きく変化する季節です。普段より緊張する機会やストレスを感じることが多く、自律神経が乱れやすくなります。

そんな自律神経の乱れについてセルフチェック方法を紹介しましょう。
次の17の質問のうち、2つ以上当てはまったら要注意です。

  1. めまい・耳なり・立ちくらみが多い。
  2. 胸のしめつけ、ザワザワする感じが時々ある。
  3. 心臓の鼓動が急に早くなる、脈拍が飛ぶときがある。
  4. 息苦しくなるときがある。
  5. 手足が冷えるときがある。
  6. 胃の調子が悪いときが多い。
  7. 下痢や便秘が多い、又は繰り返す。
  8. 肩こり、腰痛がなかなか治らない。
  9. 手足がだるいときが多い。
  10. 顔や手足だけ汗をかく。
  11. 朝、起きるときに疲労感がある。
  12. 気候の変化に弱い。
  13. やけにまぶしく感じるときがある。
  14. 寝ても寝足りない。
  15. 夢をよく見る。
  16. 風邪でないのに咳がよく出る。
  17. 飲み込みづらい、喉に違和感がある、ロレツが回らないときがある。

気になる症状がある方はその症状にあった内科などの医療機関の受診をおすすめします。

今週の一枚

信里地区からの風景です。
まだまだ寒く、向かいの山がくっきりと写っていました。

2月は全国生活習慣病予防月間

寒い日が続いています。
昨日は、朝から雪が舞う等不安定な陽気でした。

今月は、

2月11日(木・祝)午前中のみ受付

の予定になります。

コラム

古岩井整骨院のコラム、本日は全国生活習慣病予防月間の話題です。

これは、生活習慣病の予防と健康寿命の伸長を目指した運動で、一無二少三多をモットーに活動が行われています。
本生活習慣病予防協会が毎年2月を「全国生活習慣病予防月間」と定めて活動しているキャンペーンです。

基本テーマは一無二少三多

日本生活習慣病予防協会は、一無二少三多を実践することで、生活習慣病の予防と健康寿命を伸ばすことが期待できるとしています。
この一無二少三多は以下のポイントを押さえた習慣を取ることとされているのが特徴です。

一無:無煙・禁煙
二少:少食・少酒
三多:多動・多休・多接

になります。
ちなみに商標登録されており、同協会の代表的な言葉として盛んに用いられている言葉です。
これらの意味ですが、一無は そのまま無煙・禁煙、二少は少食でお酒を少なく過ごすという意味になります。
多動、多休、多接は、たくさん身体を動かして、たくさん休むこと、運動をして、6~8時間の睡眠をとりましょうという意味です。
そして、最後の多接は多くの人に会うほか、多くのことに興味を持ち、物に接して趣味を多く持つことを意味します。

元々は、明治の元老として首相をはじめ政府の首脳陣として長く激務に関わり、それでいて90歳という当時としては非常に長く生きた西園寺公望が健康の秘訣として人に話していた、少食、多動、多休、多接の「一少、三多」をもとにしたものです。

それを東京慈恵会医科大学元教授の池田義雄氏(長野県出身、同氏も現在85歳で健康)が発展させ、現在の言葉になりました。

この時期は血圧も上がりやすく、健康を損ねやすい時期なので、意識してこれらのことを実践してきたいですね。

全国生活習慣病予防月間2021サイト
http://www.seikatsusyukanbyo.com/monthly/

今週の一枚

夜に自宅から月を撮影しました。
街灯にしては明るいと思い、窓を開けたらこうこうと光る月、空気が澄んでいる冬だけに余計明瞭で明るく輝いていました。

改めて知りたい!疲労回復に役立つ食べ物

徐々に暖かい日が増えてきており、朝もマイナスになることが少なくなってきました。
これから徐々に春に近づいていくと良いですね。

コラム

古岩井整骨院のコラム、本日は改めて知りたい疲労回復に役立つ食べ物です。

普段何気なく食べている食べ物も疲労回復に十分な効果が期待できます。
しかし、意識して食べている方もそこまで多くはないはずです。
今回、改めて疲労回復に役立つ食べ物を紹介し、1月の正月疲れを癒していきましょう。

肉類や豆腐

肉類、特に牛肉や豚肉、豆腐は疲労回復に役立ちます。
その理由として、たんぱく質の他にビタミンB1が豊富に含まれていることです。
このビタミンB1は、糖質からのエネルギーを作り出す作用、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働き、そして筋肉の疲労を取り除く作用を持っています。
ビタミンB1の作用によって疲れを追い出し、新しいエネルギーを補給してくれます。

アーモンド・うなぎの蒲焼き・かぼちゃ

アーモンド、うなぎのかば焼き、そしてかぼちゃ、一見共通点のなさそうな食品ですが、実はビタミンEを多く含むという意味で共通しています。
このビタミンEは、抗酸化作用が疲労に効果的です。
抗酸化作用が働くと体内の脂質の酸化するのを防ぎ、血行を促進する作用があります。
この2つの効果によってだるさや体の重さといった不調を和らげることが期待できます。
土用のうなぎは、ある程度根拠があるのかもしれません。

梅干しやレモン・オレンジなどのかんきつ類

酸っぱいイメージの梅干しやレモン、それにさっぱりしたオレンジはクエン酸が多く含まれているため、疲労回復に効果がるとされています。
クエン酸は、カルシウムや亜鉛、そして鉄分の吸収を促進する成分です。
鉄分や亜鉛が少なくなると体のだるさや疲れやすさが出やすくなるため、鉄や亜鉛といった栄養素の補給をしつつ、梅干しやかんきつ類を食べると効果がより期待できます。
疲労回復を助け、体内に疲労物質を残さないようにしてくれる点も注目です。

今回紹介した肉、豆腐、アーモンド、うなぎ、かぼちゃ、そして梅干しやかんきつ類を食べて疲労を追い出しましょう。

ただ、これらの食品の極端な摂取をせず、バランスよく摂取することも大切です。

今週の一枚

整骨院の看板を修理しています。
一灯の部分が故障しているため、しばらく転倒しませんが、部品が入り次第改善されるとのことです。
若干暗くなっていますが、ご迷惑をおかけします。

寒さを乗り切る冷え性対策

新潟や北陸では深刻な雪害が発生しています。
長野ではこういった状況にありませんが、隣県として他人事ではありません。
こういった状況でもできることを行って過ごしていきたいですね。

コラム

古岩井整骨院のコラム、今回は冷え性対策です。
い季節になると、手先や足先の冷えが気になります。
この冷えは、腰痛の原因や抵抗力の低下、肌荒れや便秘など不調をきたす原因になることもあります。
こういった冷え性の対策を紹介していきましょう。

生活習慣

ゆったりとして服装で血行を妨げないことやお風呂にゆったり浸かること、喫煙者の方はタバコの喫煙を減らすことで血行の良くなる生活習慣を身につけましょう。
また、十分な睡眠や20分程度歩く習慣、上半身や下半身のストレッチなども有効です。

食生活

食生活は、身体を温めるものを極力摂取しましょう。
肉類などに多く含まれるたんぱく質は熱源となる筋肉を作るほか、シシャモやタラコ、アボカドやアーモンドなどに多く含まれるビタミンEには、末梢血管を広げて血液循環を良くする働きがあります。

このようにナッツや肉類を摂取するほか、生姜や紅茶を摂取するのもおすすめです。

反対に身体を冷やすもの、夏野菜やコーヒー、緑茶、バターや乳製品などは少し控えるのが良いかもしれません。

旬のものをたくさんいただくと冷え性が改善するきっかけになるでしょう。

服装

服装のポイントは、肌着を厚いものにしたり、重ね着をすることや外出時はマフラーやレッグウォーマー、五本指ソックスなど利用することで末梢の血液を温めたり、血行を良くしたりします。
特に首周りや足首周りは少し温めるだけで暖かい血液が体中をめぐるようになるため、しっかり温めましょう。

今週の一枚

茶臼山の植物園です。
連日の積雪で、すっかり冬山になっています。

今年もよろしくお願いいたします。

本年もよろしくお願いいたします。

早くコロナウィルスの騒動も落ち着き、日常の生活が戻ると良いですね。

さて、以下の日程で午前中も受付をいたします。

1月11日(月・祝日) 午前中のみ受付

コラム

古岩井整骨院のコラム、本日は凍った路面を歩くコツです。
多くの方、特に地元長野の方は、わざわざ解説しなくともいいというご意見をお持ちの方も多いですが、改めておさらいしましょう。

簡単に説明すると以下の4つです。

歩幅を小さく

歩幅は小さいほど安定感が増します。
ついつい大股で、急いで歩きたくなりますが、そこは我慢して小幅で歩きましょう。
また、小幅で歩いた方が、万が一転倒した場合の負傷の程度も軽くて済みます。

足裏全体で踏みしめる

歩いていると無意識のうちにつま先の方だけに重心が行ってしまうことが少なくありません。
こういったケースでは、前のめりに転倒しやすく、手首の骨折などをしてしまうケースも見られます。
特に靴の裏が前側によく減る方は、余計前のめりになりやすいので、足裏全体で接地するようなイメージで歩くようにしましょう。

ゆっくりと歩く

急いで歩くと歩幅も広くなり、重心もつま先に行きやすくなります。
言い換えれば、ゆっくり歩くことで、そういったことになりにくく、転倒もしにくい歩き方になります。

すり足で歩く

重心を意識することが大変、明らかに凍っているところを歩かなければいけない、そんな場合は思い切ってすり足で歩いてみましょう。
すり足であれば、滑りにくく凍った路面でも安定して歩くことができます。

これら以外にも滑り止めのスパイクを付けたり、冬用の滑りにくい靴を履くといった工夫もありです。

今週の一枚

松代の路面です。
車を止めたら、アスファルト面全体が凍結していてスケートリンクのようになっていました。

冬こそ気を付けたい水分補給

初雪が降り、とても寒くなってきました。
身体に気を付けて過ごしていきましょう。

古岩井整骨院の年末年始になりますが、以下の日程でお休みいたします。

12月31日(木) 午前のみ受付

1月1日(金)~1月3日(日) お休み

1月4日(月) 通常通り

年末午前まで受付を行います。

コラム

冬場になると、ついつい怠りがちなのが水分補給です。
夏場こそ熱中症対策で一生懸命水分を摂取しますが、冬になると水分を摂取しないというケースも少なくありません。
実は冬場も水分補給はしっかり行わなくてはいけないのです。
今回、その理由について解説していきましょう。

冬場でも水分の排出はそこまで変わらない

人間の体は約6割が水分です。
そのため、毎日飲食という形で2~2.5リットルもの水分を摂取し、それと同じくらい尿や便などで水分を排出しています。
これは夏場でも冬場でもそこまで変化しないのです。
確かに熱中症対策で水分摂取は重要ですが、それは体温を下げる意味合いもあります。
冬場は体温を下げる必要はないものの、自然に排出される水分を補給する意味で、水分摂取は大切です。

風邪対策にもなる水分補給

風邪の多い季節になってきています。手洗いやうがいはもちろんのこと、水分摂取も大切な対策です。ウィルスは乾燥した環境で活発に活動するため、ウィルスの活動を抑えるためにも水分摂取は重要なのです。実際ウィルスは湿度50%以上になると活動が弱まります。さらにのどや鼻の粘膜が潤うのでウィルスの侵入を抑えることもできます。また、風邪をひいてしまっても発熱や食欲低下、時に下痢や嘔吐、鼻汁などで水分の補給がままならなくなりがちなので、意識して水分補給が必要です。

脳血管疾患や心疾患予防にも水分補給

冬場は室内外の急激な気温差などで血圧上昇を起こしやすく脳卒中や心筋梗塞が起きやすくなります。
これは水分補給も大きく影響しているとされています。
水分摂取が少ないと血液の粘度が上がる、いわゆるドロドロした状態になります。
そういった意味でも血液の粘度を下げる目的で水分補給を行いましょう。

飲酒機会の多い冬場だからこそ水分補給

新型コロナウィルスの影響で飲み会の場も減りましたが、家で飲む家飲みの方も増えてきています。
ついつい酒量が増えてしまいがちですが、こういった場面でも水分補給は重要です。
アルコールには利尿作用があるため、飲酒が過ぎると体は脱水状態となります。
アルコールを飲んだら意識的に水分を補給して、脱水状態を防ぎましょう。
また、悪酔いの予防を目的として時々水を飲むこともおすすめです。

汗をかかないのでのどの渇きを感じない

冬場は汗をかきません。
そのため身体が水分不足に陥っているのが分からないことも多いのです。
そのため、のどの乾きを自覚しにくくなることも多く、冬場は水分摂取が少なくなります。

今週の一枚

早朝の河川敷です。
非常に寒かったですが、川霧や山の景色がとても美しく、幻想的でした。

インフルエンザの季節到来

11月23日(月・祝) 午前中のみ受付

いたします。

気になる症状や痛みなどありましたらお越しください。

新型コロナウィルスが猛威を振るっていますが、インフルエンザも忘れてはいけません。
いよいよ多くの医療機関で予防接種が始まり、当院でも多くの方が予防接種を受けてきたとおっしゃるようになりました。

コラム

冒頭でお話ししたインフルエンザについての話題です。

今回は、流行時期や予防方法を中心にお話ししていきます。

流行時期

インフルエンザの流行時期は、11月中旬から増えはじめ、だいたい1月~2月頃にピークを迎えます。
私自身も10数年前にちょうど2月ごろ感染し、仕事ができなくなりました。
ただ、シーズンによっては12月にピークが来ることも多いそうなので気をつけて過ごす必要があります。

インフルエンザウイルスは気温が20℃以下で湿度が20%前後の環境になると、とても活発になる特徴があり、ちょうど冬場に流行するのが毎年の流れです。

予防方法

インフルエンザも新型コロナウィルス同様に飛沫で感染しやすいという特徴があります。

部屋の換気をしっかりして、加湿器などで湿度を50%~60%に保つと、部屋でのウイルスの増殖を抑えることが出来ますよ。

また、ウイルスが体内に侵入するとインフルエンザが発症しますから、体内に侵入させないことが重要です。

こういった発症の特徴があるので、ウイルスが付着している手や、侵入口であるのど、鼻を洗浄する手洗い・うがいはとても効果的といわれています。

マスクは、飛沫から口や鼻を守ってくれますし、手をアルコール消毒剤で洗浄しておくのも予防になります。

これらの対策以外にも早めに予防接種を行い、新型コロナウィルス同様にしっかりとした予防計画を立てるようにしましょう。

ちなみに、予防接種を受けてから、身体が抗体を作るまでおおよそ2週間程度必要です。

こういった点から、予防接種はインフルエンザが出始める前に受けたほうがいいといわれています。

今週の一枚

大豆島地区で栽培されている固有種の菊、「巴の錦(http://www.ngn.janis.or.jp/~mameyaka/tomoenonisiki.html)」をお借りしました。
見事な大輪で、患者様にも好評です。

紅葉の効用

いよいよ10月も最終週となりました。

11月3日(火・祝) お休みさせていただきます。

今年もあと2ヶ月ですね。
お体に気をつけてお過ごしください。

今回の話題は紅葉の効用です。

コラム

紅葉の効用、洒落ではありません。実は紅葉には様々な効果があります。

脳の活性化

紅葉は赤、橙色、黄色と様々な色が混ざり合い刺激的な配色となっています。さらにグラデーションもかかっているため、視覚に強い刺激を与える作用があります。この作用によって脳への刺激が期待でき、脳の活性化にも寄与してくれます。

ストレス軽減

紅葉の名所は多くが自然豊かな場所にあります。
美しい紅葉の景色やおいしい空気と間近で触れることでストレスを低下させてくれることが期待できます。

運動不足の解消

紅葉の名所は、公園であったり駐車場から離れていたりと、歩く機会が多いのも特徴です。
歩く行為自体によってストレスを改善してくれる効果もありますし、運動不足の解消になることも少なくありません。
気付いたら万歩計が普段よりも大きな数字になっていた、そんなことも珍しくはないでしょう。

食べても効果が期待できる

紅葉の代表格である、もみじ。

このもみじは食べると健康増進の効果があります。長野ではなじみがないものの広島を中心とした中国地方では天ぷらにして食べるところも数多く存在し、古くから親しまれています。

東京水産大学(現・東京海洋大学)在籍時に糖尿病の研究チームの研究では、マウスを用いた実験の結果もみじの抽出物には以下の効果が認められました。

・血糖値上昇を抑制
・糖+油脂摂取後の脂肪吸収を抑制
・アントシアニンによる視力の改善

県外では、もみじ茶というものもあります。もし興味があれば食べてみてはいかがでしょうか。

みなさんもぜひ紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか。

今週の一枚

長野市小田切からの風景です。

紅葉がかなり進んでいますね。

昔よりも高齢者が元気に!

昔の高齢者より、しっかりしている気がする、そんな声をよく聞きます。
実際にそうなのですが、今まで具体的な調査結果を出すことができずにいました。
そんな中、海外の大学がこの結果を反映した研究論文を出したので本日はその話題を中心にお話ししていきます。

コラム

内閣府の資料によると、世界全体で平均寿命は増加の傾向にあり、世界トップクラスの長寿国である日本の平均寿命は2019年で女性が87.45歳、男性が81.41歳とわかっています。
実際に寿命が延びているだけでなく、過去の70代や80代よりも現代の70代、80代が元気なことが分かりました。
「30年前と比較すると70~80歳の高齢者の身体的および認知能力は高くなっている」ことがフィンランドのユヴァスキュラ大学の研究チームによる調査で判明したのです。

調査内容は、三十年前の高齢者である1910年~1914年までに生まれた75歳と80歳の高齢者500人のデータ、そして1938年~1939年、あるいは1942年~1943年に生まれた75歳と80歳の高齢者のデータを収集して比較を行いました。
データは、歩行速度・握力・膝の屈伸力・肺機能・肺活量です。
これらを比較すると、歩行速度では平均で毎秒0.2m~0.4m早く、握力は5%~25%、膝の屈伸力は20%~47%、肺活量は14~21%向上していることが判明しました。
つまり、個人差はあるものの、30年前の高齢者よりも体力が向上しているのが現代の高齢者なのです。

認知能力は、音韻言語の流暢性、作業記憶、反射神経といった認知能力を測るテストの結果を比較したところ、すべての認知能力で現代の高齢者の方が高いことが分かったのです。

これらの結果の理由として、身体活動の増加と体自体が大きくなったことが理由だと考えられるそうです。また、認知能力の向上の主な要因は、義務教育を受けた人が増えたという点を挙げました。

外国のデータではありますが、こういった結果が分かるのは嬉しいことですし、実際に昔の70代80代より元気な方が増えたとは思いませんか?身体活動は、無理のない体操やスポーツ、庭仕事、畑作業で増やすことができますから、是非続けていきましょう。

今週の一枚

姨捨の棚田を早朝見に行こうと思い、展望台まで行ったら霧に埋もれて見えませんでした。
比較的標高の低いところだったのですが、ここまで霧が巻くのだなあとびっくりした際に撮影した一枚です。

チョコレートのチカラ

徐々に涼しさを感じられるようになりました。

来週からは15度を切る気温になる日もやってくるようで、急激な気温の変化で体調が崩れないように注意しましょう。

当院の連休中の予定は以下の通りです。

9月21日(月・祝) お休み
9月22日(火・祝) 午前中のみ受付

連休中も身体を崩さないようにお気を付けて。

コラム

古岩井整骨院のコラム、今回はチョコレートのチカラです。

チョコレートと言うと昔は歯の大敵、カロリーが高いといったマイナスのイメージを持っていました。

しかし、現代においては、そのチョコレートの成分が健康に良いものもあるという点が注目されています。

ここではチョコレートの健康成分について触れていきましょう。

抗酸化作用

抗酸化作用は簡単に言えば、身体の老化をやわらげる作用です。

チョコレートにはこの抗酸化作用に優れたカカオポリフェノールが含まれており、気軽に摂取できることが注目されています。

このカカオポリフェノール、老化以外にも、がん、生活習慣病などの要因となる活性化酸素から体を守る作用も持っているのです。

食物繊維やミネラル

意外ですが、チョコレートには食物繊維も含まれています。

特にココアなどで飲むと、その作用を効果的に感じることが可能です。

また、普段の食事だけでは不足しやすいミネラルも豊富に含まれているので普段の食事にプラスの効果も期待できます。

注意点!普通のチョコレートでは摂取しにくい

ここまでチョコレートの良さについてお話してきましたが、実は市販されている甘いチョコレートでは、砂糖の成分が多く、これらの作用が期待しにくい傾向です。

そのため、70%以上のカカオが入った、あまり甘くないチョコレート(スーパーに売っています)を25g程度摂取するのが理想とされています。

また、カロリーも高いのでそれ以上の量を過剰に食べるのも望ましくありません。

寝る前に食べてしまうと食事の代謝がしにくくなることや睡眠に支障が出るので、あくまで朝や昼、夕方だけに限定して摂取しましょう。

健康成分はこういった条件が付いてしまいますが、普通のチョコレートであっても集中力を維持したり、精神をリラックスさせたりする効果があることもさまざまな研究で確認されています。

疲れやイライラなどを軽減する意味でも、適切なタイミングでチョコレートを摂取しましょう。

今週の一枚

霊仙寺湖です。

霧が頻繁に出たり消えたりするため、湖の景色も一変しました。