熱中症の自覚症状~来院された患者さんの経験談から

毎回挨拶のようになってしまっていますが、毎日暑い日が続いていますね。
最近熱中症のような症状になったという二名の患者さんから、当時の自覚症状についてお話を聞く機会がありましたのでお話ししたいと思います。

ケース1:熱いはずなのに冷や汗が出る。寒気がする。
ちょうど一日で一番熱い昼下がりの時間帯、たまたま外で片づけをしていたそうですが、汗が途切れることなく出て、もう少し作業をして休憩しようとした矢先に冷や汗が出て突然寒気がしてきたそうです。これだけ暑いのに寒気がするというのは異常だと判断し、すぐ家に入って水と塩飴を舐めたそうです。しばらくクラクラしたそうですが、何とか回復したという話をして頂きました。

ケース2:記憶がない。
汗がたくさん出たところまでは覚えているそうですが、そこから覚えがなく、気がつくと家族が真っ青な顔をしていたそうです。病院を受診した方が良かったと感じましたが、身体を冷やして水をたくさん飲んだら元気になったので、様子を見たそうです。別の病気の可能性もありますが、熱中症かもしれません。

このように、沢山汗が出た時は注意が必要ですね。室内での発症も多いそうなので、気を付けてお過ごしください。

写真は、新潟県境の苗名滝です。水しぶきが気持ちよく、比較的冷涼な場所でした。早くこのくらいの気候になってほしいですね。