最近、朝は10度前後、昼間は30度に迫るような陽気が続いています。気温差が大きいため、体調管理が大切です。
活動量も増え、身体を痛めるリスクが高まる時期ですので、無理せずこまめに休憩を取り、体調に注意しながら過ごしましょう。
コラム
古岩井整骨院のコラム、本日のテーマは「胆石のサイレントストーン」についてです。
胆石は、成人の7~10%に見られるほどありふれた病気ですが、中には全く症状を示さない「サイレントストーン」と呼ばれるタイプがあります。
これは胆嚢の中に石が存在していても、痛みや不快感がない状態です。
しかし、注意が必要なのは、この石が胆嚢の出口である胆嚢管に詰まった場合です。
詰まりが生じると、激しい発作が起こり、脇腹からみぞおちにかけての差し込むような痛みが生じます。
また、その痛みは背中や肩にまで広がることもあります。
このような発作は通常、数十分から2時間程度で治まることが多いですが、放置すると再発を繰り返したり、急性胆嚢炎に進行する危険性もあるため注意が必要です。
発作のような症状を感じたら、自己判断せず、速やかに最寄りの消化器内科を受診してください。
また、健康診断や人間ドックで無症状のサイレントストーンが見つかった場合でも、油断は禁物です。
年に一度の定期検査を受け、石の大きさや数に変化がないかを確認することが大切です。
さらに、日常生活では脂っこい食事を控えるなど、胆嚢に負担をかけない工夫を心がけましょう。
本日は「胆石のサイレントストーン」についてでした。
今週の1枚
写真に写っているのは、長野県最古のトンネルのひとつ「旧戸草(とくさ)トンネル」です。歴史を感じさせる重厚な石造りが特徴で、側壁には切石、アーチ部分には赤レンガが使われており、当時の建築技の粋が見て取れます。
現在は自転車や徒歩で通行できるルートとして親しまれており、サイクリング中の方々がトンネルをくぐる姿も見られます。
苔むした石壁や自然に囲まれた風景が、ノスタルジックで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。