暑さ寒さも彼岸までといいますが、かなり寒い日が続いています。
今年は春がやってくるのは少し遅そうですね。
急にあたかくなることもあるので風邪に注意しましょう。
コラム
古岩井整骨院のコラム、本日は「慢性疲労症候群とは」です。
慢性疲労症候群とは、筋痛性脳脊髄炎または慢性疲労症候群(ME/CFS)とも呼ばれるものです。
身体診察や臨床検査で客観的な異常が認められないのに、日常生活を送れないほどの重度の疲れやだるさが長期間続く状態をいいます。
原因は?
原因は、不明ですがいくつか説が出ています。
- 身体的なもの
- 精神的なもの
ただ、いずれの患者にも説明のつかない疲労が6カ月以上継続しているのが特徴です。
筋力の低下、関節や神経の異常などの証拠がみられることはありません
どんな症状がでるの?
主な症状は疲労です。
この疲労は日常生活に支障があるほど重度で、通常6カ月以上続きます。朝起きたときからひどい疲労を感じ、それが1日中続きます。
最初は、ウイルス感染症のような症状が出て、そこから移行します。
アメリカでは、実に25%もの人に慢性的な疲労があると報告していますが、 慢性疲労症候群の条件を満たす人はその内わずか0.5%(200人に1人)です。
この症候群は、主に20~50歳の人でみられ、男性より若年の女性や中年の女性でより多くの記述がありますが、小児を含むどの年代の人でも認められています。
治療法はあるの?
治療法としては、症状の緩和を目的に認知行動療法や段階的な運動などが行われています。
通常は薬物療法が中心に行われ、主になるのは「捕中益気湯」などの漢方薬を用いて、身体の免疫力を高める治療です。
さらに体内の活性酸素による細胞の障害を防ぐため、抗酸化作用をもつビタミンCを大量に服用することも行います。
また、抗ウイルス薬や免疫調整剤を使われることがあり、これらの投与によって免疫系の回復を図るケースも少なくありません。
一方で、うつ病向けの薬が効果を発揮することもあり、抗うつ剤、精神安定剤などが使われることもあります。
どこで治療を受ければいいの?
基本的に内科などの医療機関がメインになります。
ただ、内科的な治療による効果がみられない場合、ストレスに対処するための方法を患者と医者が話し合いながら見出していくための、カウンセリングによる治療も行われます。
そのため、総合内科や精神科、心療内科で治療をすることもあります。
もし気になることがあれば身近なかかりつけの医療機関で相談してみましょう。
今週の1枚
茶臼山です。
大量の霧が巻いていました。