長い自粛で不足しがちな栄養素

いよいよ全国の緊急事態宣言が解除されました。

このまま感染者数が拡大せず、日本全体が抑制に成功することを祈ります。

コラム

今回も先日お話ししたNHKの番組から、自粛で自宅での生活が長くなり不足しがちな栄養素についてお話しします。

足りなくなる栄養素、それはビタミンDです。

ビタミンDは、健康な体を維持するために必要な栄養素として知られています。

主な作用は、カルシウムの吸収や筋肉の合成を促し、免疫の機能を調整してくれるもので、骨や筋肉、健康維持に必須のビタミンです。

体の中でホルモンのように働いて、体中の細胞にさまざまな指令を出すという作用も持っています。

実はこのビタミンD、皮膚に日光があたることで体内に合成されますが、家にとじこもりがちだと、十分な量の日光があたらず合成が行われません。

そもそも日本人のおよそ半数が欠乏状態と推計されているビタミンD、自粛によって外出が減ることで、よけいに不足してしまう危険があるのです。

そんな体に欠かせないビタミンDですが、上手に摂取するための「2つの鉄則」があります。

それはビタミンDの多く含まれる食品を食べて補給することと、光を浴びて補給することです。

この2つの補給法について紹介していきましょう。

ビタミンDが多く含まれる食品で食べて補給

ビタミンDを食べて補給する方法です。

代表的なものとして、魚やキノコがあります。

魚は、サケがベスト。1切れで、1日に必要な量を補給できます。

ほかにもサンマやアジ、サバなどの青魚にも、豊富に含まれているので、それらを食べるのも有効です。
キノコにもビタミンDがたくさん含まれています。

魚ほどではありませんが、様々な料理に入れれば容易に補給可能です。

一方で肉類や穀物にはほとんど含まれていないため、日光にあたらなくなりがちな方は、キノコや魚を意識して摂取しましょう。

日光を浴びて補給する!ビタミンDに必要な日光浴時間

ビタミンDは日光を浴びれば自分で作ることもできてしまいます。

目安は家の軒先などで1日15分~20分です。

気にならなければ顔や両腕を出して日光浴するだけで違います。

庭先で軽作業をするのも良いのではないでしょうか。

ただし、注意点として、日光浴後に肌の色が赤くなるほどまで紫外線を浴びることは、皮膚ガンなどのリスクを高める恐れがあります。

なので過剰に日に当たるのを避けて20分程度にとどめるようにしましょう。

今週の一枚

自粛が解除されたので、家族で聖高原の山に登ってみました。

実質的な登りは150メートル程なので、子どもも頑張って登れる距離だったのが良かったですね。

くだりは山頂からリフトや巨大滑り台があるので楽しめる場所です。