筋肉痛をより早く回復させるには

筋肉痛は様々な場面で起こります。
特に最近大豆島地区でも運動会やスポーツイベントがコロナ対策の中、徐々に始められるようになり、筋肉痛の機会は増えています。
今回、この筋肉痛の早い回復をするための工夫についてまとめました。

コラム

筋肉痛は、運動によって神経が過敏になり運動後のわずかな炎症で痛みを感じた状態といわれています。
そんな筋肉痛を早く和らげるには、十分な睡眠やストレッチ、あたため、湿布、ビタミンB1の摂取が有効な手段として挙げられます。
今回、これら5つのポイントを中心にお話ししましょう。

十分な睡眠

身体の回復には十分な睡眠時間と良質な睡眠が一番です。
睡眠中に分泌される成長ホルモンによって筋肉が修復されるため、そのホルモンの効果が筋肉の痛みを早く回復させます。

ストレッチ

痛いからといってじっとしていると、いつまでも血行が良くならず、筋肉痛の回復につながりません。
無理をしない程度に、痛みを感じない程度に、「ストレッチ」や「軽い運動」を行えば、次第に血流は良くなります。
筋肉痛の症状は、肩こりと似ています。
ですから、「筋肉が硬くこわばった状態」という点ではどちらも同じですので、「肩こり」の対処法も参考にするといいでしょう。

筋肉のあたため

ケガなどの強い痛みや熱を持つような痛み(その場合は多くがケガをしています。)は冷やさなければいけません。
しかし、翌々日に出るような筋肉痛は、むしろあたためるのが有効です。
血行の改善によって筋肉痛の回復が期待できるからです。
ただ、注意する点として心地よいと感じる温度(40~50度程度)でも長時間温め続けると「低温やけど」を起こすことがあります。
蒸しタオルや電子レンジで温めるカイロなど、自然に冷めるものを使いましょう。

湿布

筋肉の痛みがある部分に湿布を貼るのも手です。
軽い炎症や筋肉の損傷を起こしているのは事実ですから、これらの炎症や痛みに対して湿布で対処するのも有効な方法です。

ビタミンB1の摂取

「ビタミンB1」は、エネルギー代謝と疲労回復に効果があるといわれています。
ビタミンB1を多く含む食品には、豚肉、鶏肉、カツオ節、大豆、インゲン豆などがあり、これらの食品を食事で摂取すれば回復がより速くなります。
最後に、筋肉痛は肉離れなどに症状が似ている場合があります。
もし気になるようであれば、治療を受けるようにしましょう。

今週の一枚

コスモスの季節になりました。
畑などの各所でコスモスを見る機会は多くなりましたね。