呼吸を整えよう

朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきましたね。
患者さんの中には、すでにストーブの準備をされている方も多く、当院でも暖房を使用し始めました。

寒い季節は体が冷えやすく、痛みが増したり、ケガをしやすくなる傾向がありますので、体をしっかり温めて過ごしましょう。

コラム

古岩井整骨院のコラム、本日は「呼吸を整える」です。

不安や緊張が高まると、運動していないのに「ハアハア」と息が上がることがあります。呼吸は浅くなり、速くなって、汗が出たり心臓がドキドキしたりすることも。つらいですよね。でも、こんなときこそ「深い呼吸」を意識することが大切です。

基本的な方法

やり方は簡単です。椅子に座っている場合は、背筋を伸ばし軽く目を閉じ、おなかに手を当てます。立っている場合も、リラックスしておなかに手を置いてみましょう。

まずは「しっかり息を吐く」ことから始めます。頭の中で「いーち、にー、さーん」と数えながら、ゆっくりと口から息を吐き出します。吐き終えたら、同じように3秒数えながら鼻からゆっくり息を吸い込みます。これを5~10分ほど繰り返します。

息を吐くときにおなかがぺったんこになり、吸うとおなかが膨らむように意識して行うと、より深い「腹式呼吸」ができるようになります。途中で「今日は宿題あったかな?」といった考えが浮かんでも、気にせずまた「いーち」から数え直しましょう。

腹式呼吸でストレス改善

ストレスを和らげる強力なリラックス方法として、腹式呼吸があります。まず、4秒かけて鼻からゆっくり息を吸い込みます(へこんだおなかが膨らむのを感じて)。次に、4秒息を止めます(無理はせず、自分のペースで)。最後に、8秒かけて鼻からゆっくり息を吐き出します(息を吸う時間の倍かけて吐く→おなかがへこむのを感じてください)。

これを1日5分続けるだけで、心が安定してくるはずです。5分が難しい場合は、まず30秒から試してみましょう。それでも、行う前より気持ちが少し楽になっていることを感じられます。

5回でもいいので試してみてください。

今週の1枚

写真に写っているのは、長野県麻績村の聖高原付近に設置された温度計です。表示されている気温は5度、道路標識には松本市と明科への距離が示されています。寒さが増している様子が伝わる光景です。
朝の聖湖は水面から湯気が立ち上っていました。