夜間の肩の痛み 姿勢ごとのポイント

先週説明した肩の痛みについてですが、ポイントをまとめてみました。

あお向け:
リクライニングした椅子やソファもしくは上半身にクッション・バスタオルを入れて
角度をつけるなどで寝ることで重力面と腕の軸を合わせることができ、その負担を受けずに済むことができるようになります。あおむけで寝るときは、肩から腕にかけて後ろ側にクッションなど何かを敷いてあげると良いです。また、なるべく身体を起こして(角度をつけて)寝るのも良いかもしれません。

横向き:
ポイント:『痛い側の腕を上にして寝ること』
痛い側の腕を下にして寝ると、『傷めている肩を床で圧迫』されてしまい、実際行うと大変痛いです。
少しだけ腕を開くためにバスタオルなどをわきの下肘の位置あたりに挟むようにします。※わきに挟むと余計肩の外側にテンションがかかってしまいますので、わきには挟まずに肘から少し上くらいの範囲で挟むようにしましょう。
→簡単な方法は、肘上にタオルなどを巻き付けることです。

共通のポイント(あお向け、横向き)
・上半身に傾斜をつける

横寝であってもあおむけであっても上半身に角度をつけるようにして寝てみましょう。ホテルなどの大きいクッションみたいな枕あれば楽ですが、普通はありませんのでクッション・バスタオルなどを重ねてゆるやかにでも傾斜ができるように。

何をしてもダメな場合
寝ること自体肩への負担になっています。リクライニングチェアやソファ、布団を積んだところに体を委ね。三角巾のようなもので固定します。

日常のポイント
昼間の猫背は肩の痛みを悪化させる要因になります。時々胸を張って姿勢を整えてください。

今回のポイントは決して全員に通用するというわけではありませんので、自分の身体で試してみてください。
痛くなければ正解と言っても良いと思います。

最後に
先日研修で行った松本の路上で撮った一枚です。イルミネーションがすっかりクリスマスですね。