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災害時の栄養や食生活

先日の台風では甚大な被害が出ました。
亡くなられた方も多く、長野も例外ではありませんでした。
亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

幸い整骨院のある風間や大豆島エリアは深刻な影響を受けることはほとんどなく、今日から平常通り業務を開始します。

今月の予定は

10月22日(火・祝) 午前中のみ受付

です。
被害に遭われた方々の一刻も早い復興を祈念申し上げております。

コラム

長野市風間の古岩井整骨院のコラム。
本日は災害時の栄養・食生活です。

災害は長野も全く縁のない話ではありません。
栄養摂取はエネルギーになります。
エネルギーは、寒さに対抗し、体力や健康の維持のために大切です。
そのため簡単ではありますが災害時の栄養摂取の注意、ポイント、避難先での体調不良の対策についてお話しします。

避難先での注意点ですが、支援物資が扱いによっては感染源になることがあります。
このことを配慮して行動することが重要です。
感染を防ぐためにできるだけ直接さわらず袋(包装物)ごと持って食べること、配られた飲食物はすぐに食べること、水分を積極的にとること(脱水、心筋梗塞、脳梗塞、エコノミークラス症候群、低体温、便秘の予防)、流水が使えるときは、調理の前、食事の前に流水と石鹸で手を洗うことです。
水分に関しては避難所で控えがちになるのですが、体調不良の原因になるのでこまめに摂取しましょう。

ポイントですが、食欲がない時には、エネルギーのある飲料や汁物、甘い食物を食べること、野菜や果物のジュース、栄養を強化した食品などが手にはいったら、積極的にとること(避難時の食事はビタミンやミネラル、食物繊維が不足しがちです。)、食べにくいなどの支障があったらすぐに医療や食事担当スタッフに相談することです。

避難先での体調不良ですが、なってしまった場合は医療スタッフへ相談します。そして脱水予防のためこまめに水分を摂ること(水、麦茶やほうじ茶などのお茶、果実ジュース、スポーツ飲料が望ましい。カフェイン飲料はあまりおススメできません。)、レトルトおかゆ、缶詰(煮物)などの消化がよく軟らかい食事を摂ること、野菜、果物、野菜・果実ジュースなどビタミン・ミネラル類を摂ることなど可能な限り意識して栄養摂取しましょう。

最後に栄養とは関係ありませんが、避難所の限られた空間では身体を動かす量が減りがちです。
そのため、復興作業に従事していない方は健康・体力の維持、気分転換のために身体を動かすことが重要です。
具体例を挙げていくと、

・脚や足の指を動かす、かかとを上下に動かす脚の運動
・避難施設内や施設外で復興作業の邪魔にならない範囲のウォーキング
・軽い体操(イスに座ってラジオ体操など)

と言ったものがオススメです。

復興に向けて大変ですが、頑張りましょう。

今週の一枚

月曜日、長野市の白馬有料道路付近から見た濁流です。
犀川の中流ですが水量も多く大変な状況でした。
近隣の信号も停電で止まっており、警察の方が交通整理を行っていました。

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