握力と寿命の関係を紹介

夏至が終わり、明るい時間帯が少しずつ短くなっていきます。
しかし、夏はこれからが本番。
当院にいらっしゃる方も熱中症のような症状になって不調になった方も出てきております。
こまめに水分を摂取して涼しい場所で過ごすようにしましょう。

コラム

古岩井整骨院のコラム、今週は握力と寿命の関係です。
握力と寿命、一見関係のないように思えますが、実は握力があるほうが寿命が長いという研究結果が出ています。

これは、福岡県久山町で長年実施されている研究で、分かった結果です。
握力が平均よりも低いグループでは男性、女性ともに脳卒中や心筋梗塞など様々な病気で亡くなるリスクが分かりました。
ただ、握力が高いほど長生きするわけではなく、ある一定のレベルを超えると差はありませんでした。

ただ、握力と全身の筋肉量は比例関係にあります。
そのため、握力は全身の筋肉量を反映する指標にされています。
つまり、寝たきりを予防するには全身運動を行い、その目安として握力を見るというのが有効なのです。

握力を上げるには全身運動が重要

握力を上げるために、つい握る運動ばかりしてしまうことが少なくありません。
しかし、実際は先ほども紹介した通り全身の運動ができていないと、握力はなかなか上がらないのが実情です。

こういった握力を上げるため、九州大学では椅子に座ってゆっくり足上げ運動をする運動を提案しています。
この運動を行ったうえに数種類の運動を組み合わせて3か月行ったところ、体力測定の数値が向上しています。

また、九州大学の研究以外でも、軽いスクワットやウォーキングなども痛みを伴わない運動としておすすめです。

全身の筋力を高めて、握力を向上させ健康を増進させましょう。

今週の一枚

保科の森です。
青々として山全体が大きくなっているようです。