冬の脱水による頭痛

えびす講の花火大会も無事に終わり、冬の訪れを感じる季節となりました。
雪はまだ降っていませんが、周囲の山々がうっすらと白く染まり始め、冬景色の兆しが見えてきました。
寒さが増すにつれて、身体もこわばりがちですので、作業の合間には軽いストレッチや体を動かす習慣を取り入れて、元気にお過ごしください。
今年も残りわずかですが、どうぞ体調にお気をつけてお過ごしくださいませ。

コラム

古岩井整骨院のコラム、本日は「冬の脱水」です。

冬は自然に水分摂取が減りやすく、実は脱水も起こりやすいといわれています。
しかも、脱水になると頭痛を引き起こすケースも見られます。
今回は冬の脱水による頭痛について見ていきましょう。

脱水による頭痛とは?

脱水による頭痛は、体内の水分不足が原因で脳の血液循環が悪化することによって起こります。この状態では、体は不足した酸素を補おうとし、脳の血管を拡張させます。その結果、頭痛が引き起こされるのです。

どれくらいの水分が失われているのか

脱水による頭痛が起きている場合、体の中で4~5%程度の水分が失われている可能性があります。これは軽い脱水症状を超えて、体の機能に影響を及ぼし始める段階といえます。
このような状況を放置すると、頭痛だけでなく他の症状も現れることがあるため、早急な対処が必要です。

適切な対策を取る

脱水による頭痛を感じたら、まず運動や作業を中止しましょう。そして、少しずつ水分を摂取することが大切です。このとき、ただの水ではなく、適量のナトリウムを含む飲み物を選ぶと、体の回復が早まります。スポーツドリンクや経口補水液が効果的です。

一気に大量の水を飲むと逆効果になることもあるため、時間をかけて摂取することを心がけましょう。

医療機関を受診する必要性

水分補給をしても頭痛が治らない場合や、他の体調不良が続く場合は、早めに医療機関を受診することが重要です。特に、意識がもうろうとしたり、めまいや吐き気が強い場合は、深刻な脱水症状や他の原因が疑われますので、自己判断せず専門家の診断を仰ぎましょう。

脱水による頭痛は、適切な対応をすれば早期に回復できることがほとんどですが、放置すると危険な状態につながる可能性もあります。

日ごろから適切な水分補給を心がけ、特に運動時や各種の作業では水分とナトリウムを意識的に摂取することが大切です。自分の体のサインに敏感になり、早めの対処を心がけましょう。

今週の1枚

ガスタンク越しに見える稲荷山の紅葉がとても美しかったです。
手前の大きなガスタンクの無機質な緑色と、奥に広がる山の自然な紅葉の対比が独特の魅力を感じさせます。

秋の深まりを感じる色彩と、山間の落ち着いた風景から静かな季節の移ろいが伝わってきます。