鉄分を摂取する

梅雨が明けたと思ったら、いきなりの猛暑ですね。
連日35度を超える厳しい暑さが続いています。
どうか無理をせず、水分と休息をしっかり取って、体調を崩されませんようにご自愛ください。

コラム

古岩井整骨院のコラム、本日のテーマは「鉄分を摂取する」についてです。

現代の食生活は外食や加工食品に偏りがちで、栄養バランスが崩れやすくなっています。とくに不足しがちなのが「鉄分」。ほとんどの人が必要量を満たせておらず、自覚のないまま鉄不足の状態に陥っていることも少なくありません。鉄が不足すると、息切れやめまい、立ちくらみ、疲れやすさなど、いわゆる貧血の症状が現れてきます。

鉄は、体内に取り込まれるとタンパク質と結合して、赤血球中の「ヘモグロビン」の材料になります。ヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ重要な役割を担っており、この働きによって私たちの体はスムーズに活動できているのです。しかし鉄が不足すると、十分なヘモグロビンが作られず、各器官に酸素が行き渡らなくなります。すると体は酸欠状態となり、「鉄欠乏性貧血」と呼ばれる状態に陥ってしまいます。

鉄分の特徴

鉄の吸収率は、平均するとわずか8%程度と低めです。特に植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」は、吸収率が5%ほどしかなく、効率よく体に取り込むのが難しいとされています。これに対して、動物性食品に含まれる「ヘム鉄」は吸収率が高く、23〜35%にものぼるといわれています。赤身の肉やレバー、カツオ、マグロなどは特に鉄分を効率よく摂取できる食材です。

ビタミンCも摂取しよう

さらに、鉄の吸収を助ける栄養素として注目されているのが「ビタミンC」です。ビタミンCは非ヘム鉄の吸収を助けてくれる働きがあるため、野菜や果物と一緒に摂るのがおすすめです。たとえば、食事の際にオレンジジュースを1杯加えるだけでも、吸収効率は大きく変わってきます。逆に注意したいのが、緑茶やコーヒーに含まれる「タンニン」。これは鉄と結びついてしまい、吸収を妨げてしまいます。食後すぐの摂取はできれば控えましょう。

とはいえ、鉄分は一度に大量に摂るよりも、日々の食事の中で少しずつ補っていくことが大切です。体は鉄不足に気づくと、自然と吸収力を高めるよう調整してくれる仕組みを持っています。大切なのは、無理なく継続すること。意識して鉄分を取り入れ、元気な毎日を目指していきましょう。

今日のテーマは「鉄分を摂取する」でした。

今週の1枚

長野市若穂にある「和猫本舗」は、猫好きにたまらない猫カフェです。
お店の自慢は、かわいい猫たちとふれあえる癒しの時間はもちろん、目でも楽しめるオリジナルスイーツ。

写真は猫型スポンジケーキとミニワッフルをあしらったプレート。ふわふわのスポンジとやさしい甘さのシロップが相性抜群で、見た目も味も大満足!猫耳のようにとがったワッフルの角も愛らしく、思わず写真を撮りたくなる一品です。