ここ長野も12月に入り雪が降っています。
雪降り終わった後、雪かきをしている風景をよく目にするようになりましたし、当院でも雪かきで体を傷めて来院されるケースが増えています。
雪かきは老若男女問わず体に負担がかかりますので、負担が減るような工夫についてまとめてみました。
・雪かき前の準備体操
いずれもゆっくり行うことがコツです。
あまり反動をつけて行わないようにしましょう。
①アキレス腱伸ばし
足の裏をしっかり地面につけて、ゆっくり時間をかけて(10秒以上)アキレス腱を伸ばします。
②上体ねじり
ゆっくり体を左右にねじり筋肉が伸ばされているのを確認しながら行います。
③膝の屈伸運動(膝の痛い人は行わない!)
下半身の筋肉をほぐすようなイメージで行いましょう。
・コルセットなどをつける。できればカイロなどで体を温める。
・場所の準備
少しでも雪を捨てるスペースを作りたいので、捨てる場所の地面を足やシャベルで固めておきます。
・スコップさばき
スコップ近くを持つようにし、手の向きと投げる方向を少し変えるだけで使用する筋肉が変化し、腰を痛めにくくなります(かと言ってあまりねじらない、一回の量を減らして回数を増やすと良いそうです)。
さばくスピードは隣の人と会話できるくらいで、時間に余裕があればゆっくり行うと良いかもしれません。
※雪を投げるとき息を止めると血圧が上昇し、脳血管や心臓の疾患を起こすので、呼吸ができるくらいのリズムで行うと良いようです。
・雪かきの運動量について
体重50㎏の人が一時間雪かきを行うと、消費エネルギーは300kcal。
実にご飯二杯分の運動になります!
体に負担がかからない程度に雪かきをしてカロリーを消費したいところですね。