日に日に寒さも増してきています。
冬のえびす講も中止となりましたが、その分一日も早い復興を目指して頑張っていきましょう!
今月の予定は
11月23日(土・祝) 午前中のみ受付
です。
被害に遭われた方々の一刻も早い復興を祈念申し上げます。
コラム
長野市風間の古岩井整骨院のコラム。
今回は意外に多い11月の食中毒です。
食中毒と言えば夏と言うイメージがあります。
確かに病原性大腸菌やサルモネラ菌と言った食中毒を代表する細菌は夏場に多いです。
しかし、冬場もそれらは多く、それに加えてこれらの細菌以外の原因によっておこる食中毒である「ウイルス性食中毒」が一年で一番発生しやすい時期になります。
代表的なものがノロウイルスです。
このウィルスはきっかけが食中毒なのですが、そこから人から人へ感染していくという特徴があります。
病院や学校で発生すると広がりは一気に進み、そういったものを含めると一年で一番食中毒が多いのがこの11月から2月にかけてということになるのです。
この発生源は、カキ、アサリ、シジミなどの二枚貝が主なものですが、さらにウィルス性の食中毒はこれらにとどまらず、食器や人を介して拡大していきます。
さらに症状も強く、少量でもウイルスが体内に入ると腸内で増殖して、吐き気やおう吐、下痢、腹痛などを引き起こすのです。
特に幼児や病中病後の方、高齢者の方は重症化しやすい傾向にあります。
こういったウィルス性の食中毒ですが、一度感染したら十分な水分確保と栄養補給で脱水症状を回避するという手段を取るのが大切です。
そして医療機関を受診する場合でも感染拡大を防ぐために事前に連絡を入れ、医療機関の指示に従って受診することが必要と言えます。
このウィルス性の食中毒、特にノロウィルスの予防で気をつける方法は主に3つあります。
それは日常生活、感染者に対する対応、食生活です。
日常生活では、帰宅直後や調理の前後、食事の前、トイレの後などこまめに石けんを使って、指の間、爪の内側までていねいに手洗いをする。
生食用以外の魚介類は85度以上まで加熱、まな板、ふきんなど台所の調理器具に家庭用塩素で殺菌をする。
普段から適度な運動を行い、栄養や睡眠などを十分にとって体調を管理と言ったものが大切です。
感染者に対する対応ですが、便や吐いたものを片付けるときは、使い捨ての手袋やマスク、ペーパータオルを利用し、処理後はビニール袋に密封し、家庭用の塩素系漂白剤など消毒液を加えて捨てる。
汚れた床や家具、衣類、調理器具、食器などは水で薄めた家庭用塩素系漂白剤で消毒し、処理後は自分の手をていねいに洗うことがポイントです。
食生活はヨーグルト、オリゴ糖など、腸内の善玉乳酸菌を増やす食品を積極的に摂る、抗菌作用のある、におい成分が強い野菜、ハーブ、薬味などを利用する、タマネギ、梅干しなどの殺菌、解毒作用のある食品を摂ると言ったことが大切です。
これらの対応を行ってウィルス性食中毒をうまく乗り切りましょう。
今週の一枚
近所の愛好家の方から大豆島原産の菊「巴の錦」をお借りしました。
非常に美しい花で二色の菊という珍しい品種です。
詳細(http://www.ngn.janis.or.jp/~mameyaka/tomoenonisiki.html)