孤独の対策を行って健康寿命を延ばす!

長い梅雨もようやく終わりました。

終わったと同時に強烈な夏がやってきています。

もうすでに当院でも来院された方が、一人熱中症を経験されたと聞きました。

お体に気を付けてお過ごしください。

夏休みの予定ですが、以下の通りです。

8月10日(月・祝) 午前中のみ受付

8月14日(金) お休み
8月15日() お休み
8月16日() お休み

8月17日以降 通常通り

以上になります。

コラム

古岩井整骨院のコラム、本日は健康寿命を延ばすことについてです。

実は今、健康寿命を延ばすために最も効果的とされているのは、人とのつながりを作ること。

禁煙よりも、運動よりも、肥満解消よりも、人とのつながりを作ることはとても大切なことだそうです。

アメリカの調査結果では、「早死にリスクが50%高くなる」という結果が出ており、孤立してしまうことで心臓病や認知症、筋力低下を引き起こし、体の衰えを加速させる最大の要因とわかってきました。

イギリスでは2018年1月に「孤独担当大臣」が誕生して、その対策に本腰を入れています。

そんな人とのつながりを意識した健康寿命を伸ばす方法について紹介しましょう。

1・人に親切な行動を1日3回行う
道徳のようなポイントですが、実は大変重要なポイントです。
寝たきりを防ぐには、体内の炎症を減らすことが重要です。

その炎症を抑える行為が、人への親切と言われています。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校のスティーブ・コール教授の研究によると、人への親切を1日3回1ヶ月間行った人では、体内の炎症を促す遺伝子の働きが抑えられることが分かりました。

この実験では、週におよそ90分間(1日およそ13分間)他人への親切行為をしたと推定されています。

コール教授は「日々の行動次第で、炎症を促す遺伝子の働き方(発現)を変えることができる」と語っています。

2・孤独は炎症を悪化させてしまうことがある

ロンドン大学の研究では、50歳以上の男女6,500人の「人とのつながり」を調べ、7年間追跡を行ったところ、人とのつながりの少ないグループの方が死亡率が高いことが分かりました。

また「人とのつながりが少ない」と「体内の炎症が高まる」ことも研究によって知られるようになったのです。

この様な研究結果を受けて、イギリスでは「孤独撲滅キャンペーン」を展開。

テレビCMやポスターなどを通して孤独が健康に悪影響を及ぼすことが訴えられています。

3・健康寿命のための最大の条件
世界的にインパクトを与えたのが、アメリカで発表された148研究(対象者およそ30万人)をメタ解析した研究結果です。

長生きに影響を与える要因を調べたところ、肥満解消、運動、禁煙よりも「人とのつながり」が長生きへの影響力が高いことが分かったのです。

日本の研究でも、「人とのつながり」が「運動」よりも寝たきりの危険度を下げることが明らかになってきています。

このように孤立しないような生活を心がけていきましょう。

今週の一枚

姨捨サービスエリア付近の景色です。

梅雨が上がり、とてもさわやかな風景が広がっています。

夏ならではの風景と言えるのではないでしょうか。