焼き芋のヘルシーな一面

残暑なく早くも本格的な秋を迎えようとしています。

今月の予定は以下の通りです。

9月18日(土)         お休み
9月20日(月・敬老の日)  午前中のみ受付
9月23日(木・週分の日)  午前中のみ受付

コラム

古岩井整骨院のコラム、本日はの焼き芋の効能です。
秋になり焼き芋が美味しい季節になりました。
美味しいけど、なんとなくカロリーが高そう、体に悪そうというイメージの焼き芋ですか、ヘルシーな側面もあります。

エネルギー(カロリー)

さつまいもは、ご飯と同じように1日に必要なエネルギーを摂取できます。

焼き芋は甘いので“太る”というイメージがあるかと思いますが、さつまいもの甘さが引き出されていて、実はとてもヘルシーな一面があります。

一見、高カロリーと思われがちですが、焼き芋のカロリーは、ご飯とほぼ一緒です。

例えば、ご飯160g(中ぐらいの茶碗一杯)は、約270キロカロリーですが、さつまいも160gのカロリーは約260キロカロリーと、ほぼ同じ。
同じ分量を食べれば、そこまで高カロリーではありません。

さらに、さつまいもは、グリセミック・インデックスという食後血糖値の上昇を示す指数がご飯より低い値となっています。
この数値が低いと太りにくくなりますから、焼き芋はそこまで太りやすい食べ物とは言えません。

もちろん、食べ過ぎは禁物ですが、毎日の食事を上手に組み合わせれば、太りにくい食べ物と言えるでしょう。

食物繊維

さつまいもの食物繊維は、数あるイモ類のなかでも、トップクラスの豊富さです。
食物繊維とは、身体の中で消化や吸収されず体外に排出される成分を言います。
吸収されないので、それ自体に栄養は無いのですが、腸の中を通る時に便を作ったり通りやすくしたり、カロリーの吸収を抑えたりと様々な働きがある成分です。

ちなみに食物繊維には水溶性と不溶性があるのですが、さつまいもにはこのうち不溶性の食物繊維を多く含んでいます。

ビタミンC

さつまいもは、お米や小麦等の穀類には、含まれていないビタミンCやカリウムが豊富に含まれています。
ビタミンCには幅広い効果があります。

特に注目なのが美容効果。
人は紫外線を浴びるとメラニンが生成され、肌の色素沈着が起こります。
このメラニンの生成をサポートしているのがチロシナーゼという酵素ですが、ビタミンCはこのチロシナーゼの活性を弱めてくれます。

つまり、ビタミンCは、シミやソバカスが出来るのを防いでくれる作用があります。
また、肌のハリを保つで有名なコラーゲンは、ビタミンCが無いと作り出せません。

100gあたりのビタミンC含有量も比較しましょう。

  • レモン(生全果) は 100㎎
  • さつま芋(生皮付)は  25㎎
  • お米は   0.1㎎
  • 食パンは  1.6mg

レモンにはかないませんが、主食と考えたら圧倒的なビタミンC量ですね!

ヤラピン

さつまいもの健康パワーとして知られているのが「ヤラピン」です。

生のさつまいもを切ると切り口から白い乳液のようなものがにじみ出てきます。
それが、さつまいもだけに含まれる「ヤラピン」という成分です。

「ヤラピン」は便通を促進し、大腸の健康を保ってくれます。
また、胃の壁の粘膜を守って、消化を促進する作用もあります。

つまり、焼き芋は、豊富な不溶性食物繊維との相乗効果で素晴らしい便秘対策食品です。
その副作用(?)があのオナラですね。

嬉しい事に「ヤラピン」は熱に強いので焼き芋でもしっかりと取れます。
皮付近に多く含まれるので、どんな調理方法でも皮ごと食べるのがおすすめです。

今週の一枚

長野市篠ノ井の秋映です。
もうかなり赤くなって、そろそろ収穫出来そうな時期になっています。