初雪やタイヤ交換などの話題が多くなってきました。
このまま、徐々に冬へ向かっていき、立冬にもなりましたので、暖かくして過ごしましょう。
11月23日(火・勤労感謝の日)は午前中のみ受付いたします。
コラム
本日のテーマは、冷え性にはココアが効果的という話題です。
ココアは身体を温め、冷え性にも効果があるというのは、経験的に知られたことです。
今回は、その効果を確かめた実験結果を簡単に紹介し、なぜ効果があるのかを解説します。
ホットココアの実験
ココアの実験としてよく行われるのが、サーモグラフィーを使った体温の変化と、血流量の変化です。
この実験では、ココアを飲んだ後にしばらくするとサーモグラフィーの温度が上がり、ココアが効果的なことが確認できます。
また、血流量に関しても増加がみられ、コーヒーと比較し指先血流量を増加させる効果のあることが明らかになっています。
これは、サーモグラフィーの結果と同じ傾向です。
同じく冷え性に効果的とされるショウガとも比較されることが多くあります。
この実験では、ショウガほど急速に体表面温度の上昇はありませんでしたが、ゆっくりと同じレベルまで上昇することが分かっています。
しかも、ショウガよりも持続時間が長く、温まる効果が持続したのです。
さらにホットココアは、他の飲料に比べ体表面温度の上昇が顕著にみられ、またその持続時間が長かったことも分かっています。
このような結果から、冷え性改善効果が高いということが分かりました。
ココアに含まれる成分がポイント
ココアには次の3つの成分がポイントとされています。
・テオブロミン
苦味成分となる、血管を拡張させて血流量を上げ、体温を上昇させる働きを持つ。
食欲を抑え、リラックスさせる作用もある。
・カカオポリフェノールのフラバノール
手足などの末梢血管の機能が向上する。
認知機能の低下を防ぐ作用。
・プロシアニジン
りんごにも含まれるポリフェノール。
血流や冷えの改善
高い抗酸化力
LDL(悪玉)コレステロールを 下げる機能
これらの成分は末梢血管を拡張し、手足の血流を促す働きがあるとされています。
単においしいだけでなく、これだけの作用もあることが分かっているのです。
今週の一枚
信更からの北アルプスです。
冠雪が美しく、鮮やかな紅葉と相まって素晴らしい景色になっていました。