最近注目されている夜食症候群とは

寒い日が続いています。
大寒と大雪は過ぎたものの来週末から雪が降りそうな予感です。

コラム

古岩井整骨院のコラム、本日は夜食症候群(やしょくしょうこうぐん)についてお話しします。

これは深夜のドカ食いを止められず生活習慣になってしまっている状態です。
深夜の残業や生活スタイルの変化によって就寝直前に食事をとる方が増えています。
就寝2時間前に食事をとるという方は、ある調査によると男性で60%程度、女性では40%となっており、かなり深刻な状態にあります。

一つの目安として夕食後に600~1,000キロカロリーの食事をとってしまうことが原因とされ、ポテトチップス1袋・缶ビール3本がそれぞれ500キロカロリーを超えてしまう水準です。
ポテトチップス半分と缶ビール2本を夕食後にとってしまったら、それは夜食症候群の水準に入ってしまいます。

こういったことを行うと太りやすくなったり、不眠症やうつ状態になったりといった症状が出てきてしまいます。

太りやすくなることに関しては、すでに研究が進んでおり、肥満細胞が活動することによってレプチンと呼ばれる物質の機能が低下することが原因だそうです。
このレプチンは食欲を抑制し、エネルギー代謝を活性化させる機能を持っており、機能が低下することによって夜食症候群がよりひどい状態になります。
これによって深夜の食欲が抑えられない状態が起こり、中性脂肪の上昇や血糖値の上昇によってメタボリックシンドロームの引き金になるとされているのです。

お酒を飲んだ後は、この現象が起こりやすく炭水化物が食べたくなります。
例えば、お酒のあとのラーメンやお茶漬けなどを食べることが挙げられ、注意する必要があります。

対策方法としては、自分が夕食後に何を食べたか思い出し認識することです。
さらに睡眠時間を意識的に取ること、夜食が食べたくなる前に寝てしまうことで、ある程度の予防になるとされています。
また、夕食を取ったら速やかに歯磨きをすることでも予防が可能です。
また、どうしても収まらまい場合はおつまみの昆布をしっかり噛んで食べることも有効です。

今週の一枚

篠ノ井西公園です。
いまだに雪が深く、春は遠いかもしれません。