連日の厳しい暑さが落ち着いたかと思うと、すっかり朝晩の冷え込みが気になる季節になりました。
急な気温の変化は、知らず知らずのうちにカラダに負担をかけています。
お身体を大切に、どうぞご自愛ください。
コラム
古岩井整骨院のコラム、本日のテーマ注目されることの多い「糖質の力」についてです。
「疲れたら甘いものが食べたくなる」——そんな経験はありませんか?
実はこれには、きちんとした理由があります。糖質を摂取すると、私たちの脳内の「快感中枢」が刺激され、リラックスホルモンとも呼ばれる「エンドルフィン」が分泌されます。
これにより、一時的に心地よい感覚や安らぎを得ることができるのです。
逆に、糖質が不足すると、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が行き渡らなくなり、イライラしたり、落ち着きがなくなったり、だるさを感じたりします。
脳がしっかり働かない状態に陥ってしまうのです。
糖質との付き合い方
では、ストレスを感じるたびに甘いものを積極的に摂ればいいのかというと、決してそうではありません。
問題は、その「摂り方」にあります。
糖質の中でも、特に菓子パンやジュース、ケーキなどに含まれる砂糖は、ご飯やパンなどの複合糖質に比べて吸収が非常に早い特性があります。
ストレスを感じた時にこれらを食べると、一時的には脳が満足しますが、実は根本的に栄養を補給してストレスを解消しているわけではないのです。
むしろ、空腹時にこれらを摂取すると、血糖値が急激に上昇します。
すると身体はこれを下げようと、ホルモンの一種「インスリン」を大量に分泌します。
このインスリンが、血液中の余分な糖分を脂肪細胞に取り込んでしまうため、太りやすくなってしまうというメカニズムです。
おすすめの摂り方
どうしても甘いものが欲しくなった時は、どうすれば良いのでしょうか。
おすすめめは「食後」に楽しむことです。食事で他の栄養素を摂った後であれば、血糖値の急上昇は比較的抑えられ、糖分が脂肪として蓄積されにくくなります。
ストレスと甘いものは切っても切れない関係ですが、摂取するタイミングを少し意識するだけで、心もカラダも健やかに保つことができます。
今から賢い糖質との付き合い方を始めてみませんか。
今日のテーマは「糖質の力」でした。
今週の1枚
上田市の文化施設・サントミューゼの入口付近を撮影した写真です。
柱には「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」という展示案内の看板が掲げられ、会場では版画家・川瀬巴水の展覧会が開催されていました。
木のぬくもりを感じる外観と、ゆるやかなカーブを描く屋根が印象的で、訪れる人々を静かに迎え入れていました。

