怪我をしたときの冷やし方~氷に注目して~

スポーツの行事や大会などで救護へ行く機会がありますが、その時に活躍するのが「氷」です。

スポーツ現場では、広く浸透していて日常的に行われていますが、あまりお勧めしないのが、保冷材を使ったアイシングです。

確かによく冷えるのですが、氷のようにとけることがないので皮膚を冷やしすぎてしまい、時に凍傷を起こしてしまうことがあります。なのでやむをえない場合(保冷材をタオルに巻いて)を除いて極力氷を使ったほうが安全だと思います。

家庭で行う場合はスーパーの袋に氷を入れて、少量の水を入れたもの(氷だけよりも効率的に冷えます)を患部に当てるのがお手軽ですね。

もしスポーツで頻繁にアイシングをする場合はスポーツ用品店などで売っている氷のうを使ってもいいかもしれません。そのときはスーパーの袋を使う場合と異なり、氷は

IMG_1183_R

 

冷凍庫でつくられるキューブアイスより

 

IMG_1184_R

 

さらに小さいチップアイス(ファーストフード店のドリンクに入っているような氷)を使うことをお勧めします。

 

 

 

IMG_1188_R

 

(比較:左がキューブアイス、右がチップアイス)

それぞれ氷のうに入れた場合、チップアイスのほうがより患部にフィットして効率よく冷やすことが出来るからです。キューブアイスは専用の製氷機で大量に作ることができますが、家庭で作る場合はホームセンターなどにチップアイスを作る専用の製氷トレーが売られているので2,3枚買って冷凍庫で冷やしておくといいかもしれません。

それか少々面倒ですが、キューブアイスをビニール袋に入れて、タオルに巻いてから金づちなどで細かく砕くという方法もあります。

参考にして下さいね!

救護に行って気合を入れていても氷を渡すだけの氷係になってしまうこともあり悲しいこともありますが、いざというときに働けるよう頑張りたいですね。