ノルディックウォーク~負荷のかかり方について

先日は雨の中無事長野マラソンが開催されました。
主催者発表で過去最高の人数が参加し、当院の患者さんも後半ばてそうになりながらもなんとか完走出来ました。

季節も暖かくなり、いよいよ大豆島公園でもラジオ体操が始まりました。ウォーキングも盛んにおこなわれるようになって当院の前の通りにもウォーキングをされる方が増えてきたように感じられます。

その中にはノルディックウォークで頑張られている方もちらほらいらっしゃいます。今回ノルディックウォーク中の心臓や酸素摂取量について簡単にお話ししようと思います。

<平地だと普通に歩くよりも運動になる>
ノルディックウォークは二本の杖を使って行います。杖を使うと一見楽になる印象を持たれますが、二本の杖を使ってリズミカルに歩くことで、通常歩行に比べてより多くの酸素を消費し、心拍数も上がるのです。そして、エネルギーの消費量も上昇します。なので、普通に歩くのも大変な場合はかえって負担になるかもしれません。

<坂道が多いところや段差が多いところは逆に普通の歩行よりも負担が減る>
最近の調査ではノルディックウォークで坂道や段差を上がると通常よりも少ない心拍数になるようです。これは推測ですが、腕の力も登る力に変えることが出来るため、効率よく登れる可能性が考えられるようです。

<自分なりの考え>
ウォーキングで大切なことはつづけることです。なので、やる気が続く方を続けるという考えもあります。
確かに、ノルディックウォークで負担がかかりますが、距離や時間を減らすと総合的な負担は変わらないと思います。杖を使うことで新鮮な感覚になり、やる気も出るのであれば杖を使った歩行が良いかもしれません。