冬の足音が聞こえてきます。

寒さが強さを増しています。こういった時は、身体をしっかりあたためて過ごしたいですね。
一昨年は昨日27日、昨年は19日頃に長野市風間で初雪が降りました。
そう考えると今年はかなり暖かいのかもしれませんね。

コラム

長野市の古岩井整骨院のサイトでは、今回からコラムを書いていきたいと思います。
記念すべき第1回は、いつのまにか骨折についてお話ししていきます。
この、いつのまにか骨折はX線写真を撮ったら、まったくけがをした覚えがないのに、背骨の骨折(圧迫骨折)が見つかって文字通りいつのまにか、骨折をしていたというものです。
原因は骨粗しょう症が多く、骨が弱くなっているため自然に背骨の椎体(ついたい)と呼ばれる柱部分(上から見ると飯ごうのような形をしています。)が潰れて、気づかないうちに圧迫骨折しているという状態になります。
これだけ聞くとゾッとする話ですが、これは自己判断で、ある程度判断する事が出来る場合も多いです。
例えば、背中が曲がる、身長が縮む(一から二年で3センチ程度)、腰が痛いなどの症状は骨粗しょう症による骨折のサインと言われています。

かつては骨粗しょう症という診断は、レントゲン撮影などであるで程度(専門の検査機器が発明されていなかったので、正確ではありませんでした)できても、カルシウムの製剤やビタミンDなどの製剤などの処方で根本的な解決は難しい時代もあったそうです。
しかし現代では効果的な薬も沢山出されるようになり、治療効果も飛躍的に向上しているようです。
骨粗しょう症に対して、いつのまにか骨折に対して適切な治療ができるようになったのですが、本人の自覚がない場合も多いため放置されて潰れて骨折した背骨が2つ3つと増えていくこともあります。
せっかく治療法が出来てきたのに大変もったいない話です。
そういったエピソードを病院勤務時代に多く目にする事がありました。
未然に防いだり、悪化する前に食い止められなかったのかと痛感する場面を大変多く経験しました。
当院では腰痛の患者さんをよくみますが、いつのまにか骨折が疑われる場合は、適切な医療機関を紹介して進行を未然に食い止める試みを行っています。
こう言った病気の予防なども整骨院で行なっているということを知っていただけたら嬉しいです。

今週の一枚

昨日北アルプスを眺めたら、雪が積もっていました。
綺麗な風景だと思った反面、冬の近さを実感しました。