自転車に必要な筋肉~上肢(腕)編~

冬に逆戻りしたかと思うような雪の日が続きましたね。幸い暖かいせいか、いずれの日も昼には溶けていました。もうすぐ春でしょうか。

3月21日(月・祝)はこよみ通りお休みを頂きます。

コラム

長野市風間の古岩井整骨院のコラムですが、今回はスポーツ自転車でより快適に速く走るための筋トレの話です。実は僕の趣味がロードバイクというスポーツ自転車でサイクリングをすることです。週末は早朝1~2時間ほど自動車が少ない時間に近隣の山道を散策するように走っています。そんなサイクリングでも足以外に必要な筋肉があります。それは腕の筋肉や体幹と呼ばれる胴体の筋肉です。それらがどのように自転車で使われていて、どのように鍛えるか簡単に説明していきます。3回に分けて説明していき、今回は腕の筋肉を中心にお話ししていきます。

まず今回お話しする腕の筋肉です。自転車をこぐ動作というとというと下半身の筋肉が重要で腕の筋肉はほとんどいらないというイメージですが長い距離を乗る場合十分な筋量を要求される部位でもあります。三角筋は両肩の筋肉です。ちょうど肩のシルエットを作る筋肉をしています。この筋肉は地面からの衝撃をやわらげる作用や下半身のパワーを受けて効率よく前へ進む力に変える作用があります。これによりブレなく自転車がが直進していくのです。この筋肉はダンベルショルダーブレスというおもり(なければミズの入った500mlのペットボトル)を持ち上げる運動や横に持ち上げるサイドレイズなどがあります。
上腕二頭筋はご存知力こぶの筋肉です。こちらも衝撃の緩衝作用やロードバイクの直進性の確保の作用があります。つまり、長時間乗るために重要な筋肉です。この筋肉はアームカールというダンベルやゴムチューブチューブを使って肘を曲げる運動でトレーニング出来ます。
上腕三頭筋は上腕二頭筋の裏にある筋肉です。上腕二頭筋の作用のバランスをとるための筋肉で緩衝作用、直進性の確保をするための大切な筋肉です。こちらも長時間の走行に不可欠な筋肉で、腕立て伏せなどで鍛えられますが、単独で鍛える場合はディップスと呼ばれる両手でバーや安定した台などを持ち間に身体を入れて身体を持ち上げたり下げたりする運動が効果的です。

このよう三角筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋と紹介しましたがいずれも長い距離を楽に乗るためには重要な筋肉で、通常の自転車でも買い物をかごに入れて乗る時にまっすぐ走らせるためには重要な筋肉です。自転車は一見足だけの運動に思われがちですが、まっすぐに進ませたり、道路の衝撃をやわらげて疲れにくくするためには大切な筋肉の一つと言えるのです。次回は体幹(胴体)についてお話ししていきます。

今週の一枚

戸倉のキティパークへ自転車で行ってきました。キティとは小動物のことだそうで、園内にはウサギやヤギと言った生き物が数多く飼育されていました。動物園ほどの規模はありませんが、うまく斜面を利用して工夫された公園に造成されていたのは素晴らしかったです。