三寒四温が続いており、春のような陽気から一転して冬に戻るような毎日が続いています。
そんな日が続いていますが、たいように気をつけてこまめに衣服で調整を行いましょう。
被害に遭われた方々の一刻も早い復興を祈念申し上げます。
コラム
古岩井整骨院のコラム本日は「改めて知りたい運動のメリット」です。
運動にはメリットがありますが、実際にどのようなメリットがあるのか改めて知っておくと意外な発見があります。
それを今回紹介しまとめました。
・血圧が下がる・コレステロールが下がることで心臓疾患・脳卒中が減る
よく言われることとして運動をすると血圧やコレステロールが下がることが挙げられます。
これには理由があり、血圧に関しては運動をすることにより、腎臓のナトリウム貯留が改善されることです。
血圧の原因となるナトリウムなど余分な水分を尿として排出することで血圧を下げる薬のような働きを運動で行うことができます。
コレステロールに関しては、蓄えられた中性脂肪が運動によって大量に消費されることで下がるという仕組みです。
これらの数値が下がると心疾患や脳卒中の危険性が減り、健康な体を維持しやすくします。
・がんが減る(大腸がん、乳がん、肺がんなど)
がんが減るというのは、具体的な仕組みがはっきりしませんが、身体活動量が高い人ほど、がん全体の発生リスクが低くなるという報告があるのがその理由です。
運動をすることで身体が活性化されて免疫が上がるのがその理由と考えられます。
いずれにしても運動をすることでがんの確率を減らせるのです。
・転倒や骨折によるケガが減る
運動をすると、転倒が減り、ケガが減ります。
これは、筋力が増えることが大きな理由と考えられがちです。
しかし、実はこれ以外にも平衡感覚が養われることや身体が動きやすくなると言った筋力以外の要因も改善されることでケガが少なくなるという理由があります。
・全死亡率が下がる
心疾患や脳卒中、がんは死亡原因の多数を占めます。
身体活動量が高い人では、がんだけでなく、心疾患のリスクも低くなることから、死亡全体として考えた場合のリスクも低くなるのです。
そういった理由から、全死亡率が下がります。
また、階段からの転落や転倒によるケガによって寝たきりを回避するうえでも重要です。
・実験結果ではこういった効果も報告
また、はっきりしたデータや実感はないものの、体重や体脂肪が減る、抑うつ症状や不安症状が減る(気晴らしになる?)、睡眠障害が減る(身体を動かすから?)、認知機能が改善するといったものが改善されたと報告されています。
・運動の目安は?
WHO(世界保健機関)は、全ての成人に1週間あたり150分以上の中等度の運動、または75分以上の高強度の運動を推奨しています。
これは、中等度であれば早歩き、筋トレ、高強度であればジョギングや水泳がこれに当たり、それらを行うことで体調が改善されるのです。
今週の一枚
大座法師池です。
暖冬と言えども山は雪で、いたるところに雪が積もり、軽く吹雪いていました。
例年よりは穏やかなのでしょうが、それでも平地よりは天候が不安定です。