三月になり、春らしい陽気になりつつあります。
新型のコロナウイルスが流行し、学校が休みになるなどあまりいいニュースはありませんが、それでも春が来るのは良いことです。
体力を高めて、身体を大切にし、健やかに過ごしましょう。
被害に遭われた方々の一刻も早い復興を祈念申し上げます。
コラム
古岩井整骨院のコラム本日は「大股歩き」です。
大股で歩くと良いというのがテレビやネットなどで話題になっています。
今回、大股歩きの良さとその注意点についてお話し、まとめました。
最初に大股歩きの良さについてお話しします。
大股歩きの良さは5つあり、それは下の5つです。
・下半身が鍛えられる
・二の腕が引き締まる
・おなかの筋肉がつきやすくなる
・姿勢が良くなる
・お通じが改善する
これらについてお話ししていきます。
下半身が鍛えられるのは大股歩きの良さです。
通常の2割から4割程度あしの歩幅を広げて歩く大股歩きは、ふくらはぎやももと言った部分の筋肉が刺激されます。
地面をけり出した時にふくらはぎ、足を持ち上げる時にももの筋肉が刺激され、これによってむくみなども改善されやすくなるのです。
さらに余裕があればふくらはぎを意識して、上へ上げると効果的といえます(この点はよろめかないように注意して行います)。
下半身から身体が衰えますから、下半身を意識して動かすのが大切です。
二の腕も引き締まります。
大股歩きを行うとバランスを保つために無意識のうちに腕を振るようになり、それによって腕、特に肩に近い二の腕(上腕)の筋肉が刺激されるのです。
これによって筋肉の刺激で引き締まり二の腕が徐々に引き締まりのある腕に変化していきます。
同様に腰回りもバランスを取るために振る動作が増えるため、ウェストや腹筋が締まるのです。
お腹もたるみやすいですから、大股歩きは全身にメリットがあるといえます。
これ以外にもしっかり歩こうという意識が姿勢を良くしようと働き、背筋が伸びるという状態になるのです。
このように大股歩きをするといつも以上に良い姿勢で歩こうとすることが無意識にできます。
さらに姿勢が良くなりお腹の筋肉が刺激されれば便秘の解消まで期待できるのです。
このように全身運動なのですが、心臓自体にはそこまで負担がかからないため体力がなくともできるという点もメリットと言えます。
メリットづくめのように思える大股歩きですが、実は注意点もいくつかあり、主に下の2つがそれです。
・転倒しやすくなる
・着地で足首やひざに負担がかかる
転倒しやすくなるというのは、いつも以上にバランスを取る必要があるため、よろめきが増すということです。
疲れていない状態やある程度のバランスがある場合は問題ないのですが、ウォーキングの最後に行ったり、一日の終わり、夕方のウォーキングで行うと暗くなっていることも加わって転びやすくなります。
そのため、ある程度調子がいい時だけにすると言うのも大切です。
着地の衝撃も軽く見ることができません。
大股に歩くということは、歩きで足を着地させたときにいつも以上に衝撃が加わります。
とくに地面から近い足首に大きな衝撃が加わり、さらに膝にもそれが伝わるのです。
これによって痛みが出ることがあります。
このようにメリットもありますが、足首や膝の調子が悪かったり、疲れたり、あるいは暗くなった時に行ったりするのは痛みの発生や転倒の危険があるため注意が必要です。
今週の一枚
信濃町です。
暖冬とはいえ、雪が多く、足首が埋まるくらいの雪が積もっていました。