いよいよ春がやって来ました。
連日暖かく過ごしやすくなりましたね。
コラム
古岩井整骨院のブログ、本日はストレスをためこみやすい春についてです。
柔らかい日差しに春の訪れを感じる3月は、人事異動や昇進など、社会生活の面で大きな変化を迎える季節です。
新たに始まる日々に期待が膨らむ一方、変化には不安や心配も少なくありません。
年度末ならではの忙しさ等も加わって、普段よりストレスをため込みやすい時期であるとも言えるのです。
そんなときにこそ気をつけたいのが、心の健康(メンタルヘルス)です。
忙しさや不安は目には見えないストレスとなって、身体にも悪影響を与えることもあります。
さて、ストレスというと心労や過労など、嫌なことや辛いことをイメージする人が多いかもしれません。
しかし、嬉しいことや楽しいことも含めて、日常のさまざまな出来事がストレスの要因になります。
たとえば、職場では「人事異動」「昇進」「長時間労働」「人間関係のトラブル」、プライベートでは「住環境や生活の変化」「結婚や出産」「家族の病気」などです。
このようにトラブルや病気以外にも結婚、昇進など、明るい話題でもストレスになるのです。
適度なストレスは人間的な成長を促すものです。
しかし、先ほどもお話しした通り、心身の疾患につながってしまうことも少なくありません。
例えば強いストレスが長く続くと、身体を安定した状態に保つように働く自律神経や内分泌系に異常が生じて血管に負担がかかり、血管病のリスクが高まることが知られています。
ストレスが血管に与える悪影響
.自律神経・内分泌系の異常が代謝機能を乱す
・血圧や血糖値の上昇
・コレステロールなどの血中脂質の異常
血液中の赤血球が増加する
心筋梗塞や脳卒中の原因となる「血栓」ができやすくなる
強いストレスは心筋梗塞や脳卒中の引き金に
恐ろしいのは、強いストレスは、時に心筋梗塞や脳卒中といった命にかかわる病気の引き金になる点です。
たとえば何かの試験を受ける際などには、脈が速くなったり、血圧が上がったりしますが、これは「失敗しないように」という心理的な刺激が脳から心臓に伝わるために起こるものです。
軽いストレスでもこうした身体変化が起こります。
特に動脈硬化症や心臓病といった持病のある人が強いストレスを受けたときに、脈拍が増加し、血圧が急上昇して、狭心症発作(胸痛)や心筋梗塞を起こすケースもあります。
また、脳卒中の最大の要因は高血圧なので、やはり強いストレスが発症の引き金になることも珍しくありません。
このように心臓や脳、血管といった重要な器官にダメージが与えられるのです。
次回はそんなストレスの軽減方法を紹介しましょう。
今週の一枚
信里でタヌキに遭遇しました。
徐々に春が近づいていますね。