血液がサラサラの状態とは?

朝寒いと思ったら、昼間は暑かったりせわしない温度変化が続いていますね。
なかなか難しい体温調節ですが、無理なく行っていきましょう。

コラム

古岩井整骨院のコラム、本日のテーマは「サラサラな血」です。
血液サラサラと呼ばれる言葉が流行りましたが、最近は耳にすることが減りました。
しかし、血液の流れを良くすることは重要なことに変わりありません。
健康な状態の血液は50秒ほどで体内を一周するといわれています。
成人の毛細血管の総延長は約9万キロとされていますから、いかに速いスピードで体内を駆け巡っているか分かるでしょう。
このスピードによって全身に酸素や栄養素を届けて、老廃物を回収しているのです。

しかし、血液がドロドロしていると肥満や脂質異常症、高血圧症、糖尿病といった生活習慣病が重なってしまいます。
さらに動脈硬化が進行すれば、いずれは脳卒中や心臓発作といった命に関わる病気になる危険もあります。

ドロドロな血液とは

ここで、そもそもドロドロな血液とはどんなものなのでしょうか。
簡単に言えば、血中のコレステロールや中性脂肪、糖などが多くなり過ぎたり、喫煙によるニコチンが血中に含まれている状態です。
この状態では血液がべたべたになり、赤血球や白血球がスムーズに動けなくなります。
これによって血液の成分がよどんで、いわゆるドロドロの血になります。
こういった状態が続くと次のような不調を感じます。

  • 肩凝りや腰痛がひどい
  • やけに疲れやすい
  • 手足がだるい
  • 片頭痛がある
  • 集中できない
  • イライラする
  • 肌荒れがひどい
  • 髪がパサついている
  • 冷え性になる

このような症状を改善するポイントについて次の項目で解説しましょう。

血液をサラサラにするポイント

血液をサラサラにするポイントとして、次のことが挙げられます。

  1. 野菜を意識して摂取する
  2. 毎日30分程度意識して体を動かす
  3. 禁煙
  4. ストレスを感じたら体を動かしたり、歌を歌ったりする

このほかに具体的な食生活について「オサカナ スキヤネ」と呼ばれるものがあります。

【オ】お茶
【サ】魚
【カ】海藻
【ナ】納豆

【ス】酢
【キ】きのこ
【ヤ】野菜
【ネ】ねぎ

痩せているのに高脂血症の症状がある方は、糖質を取り過ぎてしまっていることが原因の一つと言われています。
そういった方は、上記の食生活を意識して生活してみましょう。

今週の1枚

篠ノ井東福寺にある赤坂橋からの北アルプスです。
朝はくっきりと稜線が見渡せます。