秋の食中毒

朝の気温も一けた台が当たり前になってきました。
いよいよ冬の雰囲気が出てきており、お体に気を付けて過ごしていきましょう。

11月3日(木・文化の日) お休み

お休みになりますのでご注意ください。

コラム

古岩井整骨院のコラム、今回は「秋の食中毒」です。

夏は気を付けていた食中毒も、秋になると油断しがちです。
実は、秋も食中毒が多く発生し、その大半が食中毒菌によるものです。
そして秋の食中毒菌として知られる主なものだけでも、次のものがあります。

  • 腸管出血性大腸菌
  • リステリア(リステリア・モノサイトゲネス)
  • カンピロバクター (カンピロバクター・ジェジュニ/コリ)
  • サルモネラ
  • 黄色ブドウ球菌
  • 腸炎ビブリオ
  • ビブリオ・バルニフィカス
  • ウエルシュ菌

カンピロバクターや腸管出血性大腸菌が特に多く、例年被害に遭われる方が後を絶ちません。

たしかに秋になると食中毒菌が夏に比べて減っているため、確率的には食中毒になりにくいように思われます。
ただ、夏バテで免疫力が低下していることや行楽シーズンで野外での食事も多いことから件数としては、そこまで減りません。

さらに食中毒菌以外にもキノコ毒やフグ毒が増える季節でもあるので注意が必要な季節なのです。

秋の食中毒を予防するには?

秋の食中毒を予防するには、手洗いと生肉の保管が重要です。
特に生肉は管理を徹底しましょう。
密封容器に生肉をしっかり保管し、周囲に増やさないようにすることや触った箸やフォークなどを十分に洗います。
さらに生肉に触れた手をしっかり洗いましょう。

生肉は、冷たい場所で保管することがポイントです。
10度では増えてしまうものの、マイナス15度で菌の繁殖がストップするため可能な限り冷たい場所に保管することをしましょう。

また、生肉をつかうときは加熱処理することが基本です。
食中毒菌は、加熱によって死滅するため、特に肉はしっかり加熱し、75度で1分以上調理するようにしましょう。

また、身体の免疫をつけることも重要です。
腸内細菌を活発にさせるヨーグルトや乳酸菌飲料、納豆などを摂取し、善玉菌を補給しましょう。
さらに、善玉菌の餌になる大豆やごぼう、たまねぎも食べて、オリゴ糖や食物繊維を善玉菌に与えることも重要です。

また、食べすぎでも体に不調を感じることもあるので、無理をして食べないことも重要です。

今週の1枚

長野市大岡の道の駅で見た紅葉です。
絶壁のロケーションに多くの木々が赤く色づいていました。