毎日どんよりした天気で時々雨。まさに梅雨の季節です。こういった時は何となく体が重く、実際にむくみなどが出ることも少なくありません。そういった状態を改善する体操について今日はお話ししていきます。
コラム
長野市風間の古岩井整骨院のコラム、今日は「梅雨だる」とその改善が期待できる体操の紹介です。
梅雨だるとは梅雨の時期になると起こる体の不調で頭痛、だるさ、関節痛といった症状で原因は気温差と気圧差です。
気温差は交感神経が優位になることによって血圧が上がり、それが不調のきっかけになります。それにより痛み物質の分泌が促され、頭痛や古傷の痛みが起こります。くわえて交感神経が優位になり切れないことで血管収縮ができず体温が下がってしまい、それによってだるさや眠気に襲われます。
気圧差は雨が降ったり止んだりすることで気圧が乱高下し、体質によって脳が混乱して体の不調を引き起こすと言われています。これは内耳の感覚が鋭い人ほど起きやすいとされています。
このような原因で起こる梅雨だるですが、セルフチェックでなりやすい方の傾向分かるそうです。
まず、気圧差が原因の方は、①乗り物酔いしやすい②天気の変化に敏感③新幹線や飛行機に乗った時、耳が痛くなりやすいという三つの傾向が強いです。気温差が原因の方は①暑い時期にのぼせやすく、寒い時期に冷えやすい②天気によって気分に浮き沈みがあるという二つの傾向が強いです。
原因が分かったところで対策を紹介していきます。
まず気温差が原因の肩の対策としてビタミンB群やCの入った豚肉や果物などを食べるとエネルギーになりやすいビタミンB群とストレス耐性が得られるビタミンCが摂取出来ます。スーパーなどでいつもより多めに歩くなど雨の日でも軽い有酸素運動を行うのがおすすめです。体操は基本的に簡単なものがおすすめです。
例えば座っての体そらしです。①背もたれのイスに座る(イスがない場合は、布団を丸めて身体を預ける)。②息を吸いながら、万歳しながら上体をそらし、同時に足のつま先を上げて、足首を上にそらす。③息を吐きながら、もとへ戻す。(10秒行ったら2と3を繰り返す)このように座って身体をそらします。
気圧差が原因の場合は耳を動かす体操が有効です。①両耳をつまみ上と下、横に5秒ずつ引っ張る②耳を引っ張りながら後ろに5回まわす③みみをぎょうざのようにたたみ5秒そのままキープ④耳全体を手で覆い円を描くように5回マッサージ⑤手のひらにアゴを乗せ5秒間上に首を引っ張ってキープする。
また耳栓なども有効なようです。
このような対策を行い梅雨のつらい時期を乗り越えましょう。また足元が悪いので、足首を痛めて来院される方もいらっしゃいます。注意して生活していきましょう。
今週の一枚
近所の大豆島公園です。かつては広大な田んぼがありましたが、現在はすべて公園の敷地になっています。中央には4つの噴水があり、夏場は中に入って遊ぶことができます。長野市は全国的に見ても公園が少ない傾向にあるため、このような公園が市内いたるところに急ピッチで整備されています。