足がつる!どんな状態で起こりやすい?

温かい日と寒い日が交互に繰り返され、初雪も降りました。
徐々に冬の装いになりつつありますので、風邪やインフルエンザに気をつけて生活していきましょう。

被害に遭われた方々の一刻も早い復興を祈念申し上げます。

コラム

長野市風間の古岩井整骨院のコラム。
本日は、足がつるという話題です。
夏場に多く訴えが多く、秋になると減り、そして再び冬場に増えるという傾向があります。
この足がつるというのは筋肉が自分の意思とは関係なく、強く縮みあがってそのままになってしまう状態です。
代表的なものにふくらはぎの足がつる「こむら返り」というものがあり、このこむら返りの「こむら」は古い言葉でふくらはぎと言う意味になります。
このふくらはぎ以外にも足の甲や足裏、手や腕、もも、腹筋、珍しいものでは口の中の筋肉や目の周り、目の筋肉にも同様の現象が起こります。

原因は不明なことがほとんどで、一説には脊髄の細胞である筋肉をコントロールする前角細胞が一時的に異常をきたしてうまく筋肉が動かせなくなることで発生するといわれています。

この一時的な異常は筋肉の使いすぎで起こりやすく、寝ている時に発生するのは疲労が原因であることが多いです。
例えば、疲れてコントロールがしにくくなっている時に寝がえりなどの急な動きによって完全にコントロール不能になり足がつるという症状が起こると考えられています。

大汗や激しい下痢などで脱水状態になっていてもコントロール(自動調節メカニズム)が狂いますし、急に冷たい水に入ることで血管が収縮し、血行が変化したことでもコントロールが狂います。
例えば、夏場のスポーツで脱水になって足がつることや水泳で足がつるのはこれらが原因と言えます。

また、神経自体に異常をきたした椎間板ヘルニアや脊椎管狭窄症などの腰椎疾患、体内のバランスが崩れてコントロールがしにくくなった腎不全や肝硬変、甲状腺機能亢進症の他、神経に異常をきたしたうえバランスの崩れた状態である糖尿病でも頻繁に起こります。

バランスを崩したコントロールが狂った状態で起こりやすいことからホルモンバランスが急に変化する妊娠中にもよく認められます。

こういった状況の対処法では、つった筋肉をゆっくりストレッチすることやさすることも大切です。

予防としてはつりやすい筋肉を1日3回くらい、とくに運動前と寝る前によく伸ばすことも効果的です。

つったまますぐにスポーツを再開したり、身体を動かすとそこが軽度の肉ばなれを起こしたり、挫傷となりますのでしばらく安静にすることをおススメします。

今週の一枚

善光寺へ行ってきました。
この日は天気も良く、暖かい一日を過ごすことができ、ゆっくり参拝することもできたのは収穫です。
こういった日は徐々に少なくなってきますので、暖かい日をかみしめながら生活していきたいと思います。