どんど焼き

成人の日に行われる健康の取り組み

成人式が終わりました。
長野では夏に行われることが多く、冬の成人式はそこまで盛大に行われないことが少なくありません。
それでも一つの区切りとして一年が本格的にスタートしていく気分ですね。
被災したエリアでも成人式を執り行うことができたのは非常に明るいニュースでした。

そして台風の被害に遭われた方々の一刻も早い復興を祈念申し上げます。

コラム

長野市風間の古岩井整骨院のコラム。

本日は、健康の話題とは少し異なり、成人式を利用した健康事業の話題です。

成人式は、20歳の若者が集まる機会であり、その前後の日を利用して健康診断を行う自治体もあります。

そんな自治体の話をまとめました。

この成人式の事業を行っているのは新潟県の中部にある阿賀野市です。

ここでは、新成人の門出を祝い、成人式の前日と当日に、無料の健康診断を行えるというユニークな試みを行っています。

元々この自治体は生活習慣病予防に力を入れている自治体であり、なんと中学2年生から市内の住民を対象に生活習慣病予防健診を実施しているのです。

この成人式の健康診断は、中学2年の頃から行ってきた健康診断結果との比較ができるという横断的な健康管理を可能としているという特色もあります。

この新成人の時期の生活習慣がその後の生活習慣の基礎になることも少なくないため、必要な方には警鐘の意味も込めて早期から健康指導を行うという試みです。

健康診断の会場も成人式と同じ会場という徹底ぶりで、効率を高めているという点も特筆すべきポイントと言えます。

健康診断の内容は袴や振袖でも簡単にでき、出張先でも実施できる血液検査や血圧測定、そして問診というシンプルなものです。

しかし、健康意識を成人式の日を利用して啓蒙する阿賀野市の活動はとてもユニークで、しかも画期的なものと言えるのではないでしょうか。

余談ですが、健康診断を受ける直前まで飲酒は控えるように注意喚起も行っているのと、健康診断を受けるとプレゼントがもらえます。

今週の一枚

各地でどんど焼きが行われました。

書道やだるま、笹や正月の物品を燃やすという目的は全国的に共通していますが、実はどんど焼きは北信や長野県、愛知県、山梨県の一部だけで、全国的には左義長(さぎちょう)と呼ばれるイベントです。

ちなみに県内でも非常にさまざまな呼び方があり、三九郎(さんくろう)(松本市)、かあがり(長野県南佐久郡小海町、南佐久郡南相木村、北相木村)、かんがりや(南佐久郡川上村、南牧村)、どんどん焼き(各地)などがあります。

これだけ様々な呼び名があるイベントも珍しいですね。

更に組み方も非常に多彩で、地域ごとに特徴があるのも面白い点と言えるのではないでしょうか。

どんど焼き