三月になり、急に暖かくなっています。
一日で15度以上も気温が変化するという状況で身体の不調も感じやすい季節でもあるのです。
そんな季節ですが、コントロールして過ごしていきましょう。
コラム
古岩井整骨院のコラム本日は「花粉症の季節」というテーマです。
例年に比べ今年は花粉も少ないそうですが、それでも何かしらの対策をしておくことが重要と言えます。
対策はとにかく早めがポイントです。
飛散が観測される以前からわずかな量が飛散し始めるため、花粉症対策は早めに準備しておくことで症状を和らげることができるといわれています。
特に症状が重い方は、花粉の飛散が始まったとき、あるいは症状が少しでも現れたときに、専門の医療機関を受診し初期療法を受けるが有効です。
花粉症の症状がない、あるいはその他の自覚症状がないという方も実は油断しないことをおすすめします。
花粉症は、アレルギー性鼻炎の1つで、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが主な症状です。
日本において花粉症を引き起こす植物はおよそ50種類ありますが、スギ花粉症患者がもっとも多く、人口の約16%のおよそ2000万人いるとされています。
近年では、ヒノキ花粉症やその他のさまざまな植物(このエリアだとニセアカシアも原因となることがあるそうです。)の花粉症患者も増えているのです。
また、これまで花粉症にかかったことがないのに、急に発症したというケースも珍しくありません。
これは、毎年花粉を体内に取り込んでいるうちに、花粉に抵抗しようとアレルギーを引き起こすIgE抗体と呼ばれる物質の量が、その人にとってアレルギー反応を引き起こす一定の許容量に達した(感作が成立)ためです。
コップの水があふれると同じようにあふれた瞬間から花粉症が発症するという仕組みになります。
コップの水があふれた状態、つまり一度感作が成立すると、体内に侵入してきた花粉をIgE抗体が異物とみなし、免疫反応を起こして花粉を追い出そうと攻撃し始めるのです。
こうなると花粉症は身体に備わっている生体防御システムが過敏にはたらくために、くしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状を起こし、苦しむことになりますから、花粉症でない方も花粉を取り込まない工夫をすることをおすすめします。
外出時、帰宅時、自宅での日常生活の3点に注意することがポイントです。
外出時
マスクやメガネをかけるだけでも花粉を取り込む量を軽減できます。
また、衣類は花粉が付着しやすいウール素材は避けるのがおすすめです。
帰宅時
玄関で上着や髪についた花粉を振り払い、手洗いやうがい、洗顔をして花粉を洗い流し、室内に持ち込まないようにします。
日常生活
外に干した洗濯物や布団は、よくはたいてから取り込みます。
部屋は掃除機をしっかりかけ、可能であれば水ぶきも行いましょう。
空気清浄機を利用すると、花粉を含めダニやハウスダスト対策にもなります。
これらのポイントを押さえて少しでも症状を軽減、予防していきましょう。
今週の一枚
徐々に日も長くなり、朝もかなり明るくなってきました。
こういった季節になると、何となくうれしくなりますね。
山も朝焼けで明るくなっています。