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古岩井整骨院

ゴールデンウィーク中の受付時間について

間もなく連休になりますが、連休中の受付時間について連絡します。

4月29日(祝・水) 休診

5月3日(日)      休診

5月4日(祝・月)        休診

5月5日(祝・火)  午前のみ受付

5月6日(祝・水)  午前のみ受付

5月の連休中は「5日と6日のみ午前受付」をいたします。

なお、急患の場合はこの限りではありませんので、もし何かあればお気軽にご連絡ください。

長野マラソン~意外なところでの傷害発生~

昨日、長野市内でマラソンが行われました。

1万人近くの方が走ったそうで、早速今朝2人の患者さんが肩の痛みで来院され、マラソンのところで痛くなったとのこと。
しかし、よくよく聞いてみると、競技に参加をしたのではなく応援の場所で旗を振っていたら痛みが出て(そのうちの一人は夜目が覚めるくらい痛かったそうです!)、来院されたようです。

お二人とも旗を振って応援しての痛み。屋外の寒い場所で旗を振り続け(参加人数が多かったため長時間降り続けたようです。)、共に聞き手の右肩を傷めていました。

以前勤務していた病院や接骨院では競技者がレース後に痛みを訴え来院することはあったのですが、こういう形で来院されるケースもあるのかと思い知らされました。

いずれにしても、痛みが出たら早めにお近くの整形外科や整骨院にかかると良いのではないでしょうか。

mig

季節外れの雪

4月に入りましたが、今朝から雪が降っています。
長野市の記録だと2013年は4月21日に5センチの積雪があったそうなので、珍しいことではありませんが、久しぶりの雪に加えて雪の下には草があり、足元がかなり悪くなります。

それに昨日から雨も降っているため足元が悪く、夕方外で足を滑らせて転倒し、砂利で膝を強く打ち付けた方も来院されました。僕の本領発揮ということでアイシングや副子固定を行い、松葉杖もついてもらいましたが、本人にとっては大変不本意なことだったと思います。

外出しないことが一番なのですが、もし外出する場合は小股でゆっくりと歩くに尽きるのではないでしょうか。

花粉症

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最近、来院される患者さんでも多くの方が花粉症持ちでマスクをされたり、花粉症用の眼鏡をかけています。

僕自身は鈍感なのか杉林の中に入っても花粉症の症状が出ません(昨日も趣味の自転車で山道を通ったのですが、症状がありませんでした。)。
そんなことを今日、80代の花粉症持ちの患者さんに話したところ、その患者さんも
80歳を過ぎるまではそんなことはなく、去年あたりにいきなり花粉症が来たとのこと!
耳鼻科の先生からは「年齢に関係なく」、いきなり症状が現れると説明を受けたそうです。

80歳を過ぎての花粉症の発症、まして自分も他人ごとではありません。来年の今頃、花粉症でクルミしながらこの文章を書くことがないよう、むやみやたらに杉などの近くには寄らないようにしようと思いました。

さすがに花粉症の治療などできませんので(もちろん自分の仕事の範囲は全力で頑張りますが)、せめて、空気清浄機を動かして、花粉症の方の対応や自分の予防に努めようと考えています。

草取りの姿勢~楽な姿勢を探す~

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長野もだんだん暖かくなり、早速庭先や畑に草が生えて草取りを始める方も出てきました。
そこで、草取りをしていると30分程度の作業で腰に張りが出て、腰痛持ちの方は翌日ぎっくり腰のような症状を起こす場合もあるようです。

なぜ草取りの動作で腰痛が出るのでしょうか?

腰痛を起こす原因には様々なものがあり、この場合は「靭帯・関節包のクリープ現象」により起こると言われているようです(一説なので全てではありませんが)。

これは草取りの姿勢が、前かがみで座りながらの作業になります。たまに腰を上げて体を伸ばしますが、この体を伸ばすタイミングが遅いと、背骨を支えている靭帯や関節包が長い時間引き延ばされてしまい、背骨をしっかりと支えることに支障が出てくるそうです。
そして、この伸びた状態を回復するのにMcgillさんという方が調査をしまして、20分間座位で前かがみを保持して、その後の腰部可動性を調査し、結果5.5°腰椎前屈角度が増え、7時間かかることがとのことです。

この角度が増えたというのは柔軟性が向上したというよりも関節の安定性を失っただけなので、この状態で少しでも負担がかかると、本来の力を発揮できない腰は靭帯や椎間板を痛める腰痛を引き起こしてしまいます(ぎっくり腰のような状態)。

この腰痛を防ぐためには、こまめに腰を反らすストレッチ(ゆっくり行い、伸びている状態を20~30秒保持する)が効果的です。たまに「よっこらしょ」ではなく、ゆっくり息を吸いながら腰を反らして、20~30秒保持してゆっくり息を吐きながらもとの位置に戻して行くものが有効だと思われます。

それと姿勢についても、頭が動いて身体全部がそれについていく傾向がありますので、視線もずっと下向きではなくこまめに周りを見たりして、背中の姿勢を変えていくというのもいいと思いますし、腰を曲げる時も股関節(足の付け根の関節)を曲げるようにするのも効果的かもしれません。

最後に「毎回毎回、草を手につかむたびに初めて草取りをするような気持ちで」という考え方も良いそうです。動きがていねいになりますから無理な力が入らず負担も減るのではないでしょうか。

こまめに、ていねいに、というのがコツのようです。草取りに限らず仕事もそうありたいですね。

調理の姿勢~少しでも楽な姿勢で。

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もうすぐバレンタインですね。もしかしたら、チョコレートも買うのではなく、台所に立っている方も多いかもしれません。

最近寒いせいか、腰の負担がかかる動作や姿勢で痛みが出る方が増えています。

特に台所に立った時の姿勢で痛みを訴える方が少なくありません。台所の姿勢、中腰姿勢はとても腰に負担がかかり、体重の約2.5倍と言われています。そこで、今回は負担を少しでも軽くする方法をまとめてみました。

<立ち位置について>
なるべく調理台に近いて、まっすぐに立ちます。そこで、足元に15~20㎝位の台をおいて片足ずつ交互にのせて行うと楽です。台を用意するのが大変という方は、足を前後に少し開いて行うだけでも違います(逆に両足をそろえて調理を行うとだんだん痛みが強くなることがあります)。

<立ち位置の環境>
キッチンでチェックする必要があるのは流し台の高さです。
下記の数式を目安にしておくと良いと言われています。

最適な流し台の高さ = 身長÷2+5cm

160cmの人であれば、85㎝位が良いようですね。

流し台が高すぎても低すぎても、腰に負担がかかります。
床に台を使ったり、まな板の位置を上げてみたりして、うまく調整できるよう工夫してみてはいかがでしょうか。

<まとめ>
調理台に近づき、まっすぐに立っているかチェック。
流し台が高すぎたり低すぎたりしていないかチェック。

毎日のことなので気を付けて行いたいですね。

肩の痛み~夜間痛対策について

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最近の寒さや雪かきなどの労作で肩を傷めることが多いようです。
昼間の痛みだけならなんとか我慢できることもありますが、夜の痛みは睡眠を妨げる上に昼間よりもさらに痛く感じます。
原因は様々と言われていますが、痛みによって肩の周囲の筋の緊張による可動域制限のため、夜間の寝返りなどによって疼痛が出現すると考えられています。また、関節内の圧の上昇が夜間痛出現に関与していることが示唆されているようです。その関節内の圧の上昇の原因としては、炎症による組織の肥厚(組織が厚くなる)、骨棘(骨に棘(とげ)のようなものができる)、拘縮(組織などが硬くなる)などが考えられます。
また、夜になると気圧が下がるため、自律神経による痛み感覚が敏感になり痛みが感じやすくなるようです。

そこで、注射や薬のほかにも対策となるようなものをまとめてみました。
①寝る時にタオルやクッションを置く
痛みがあると、どうしても力が入り更に痛みが増すという悪循環に陥ります。ポイントは力が抜けた状態、リラックスした状態を寝ている時に作り出すということです。
すぐできる方法としてクッションやタオルを置くというものがあり、置くと楽になるポイントは大きく三つあるそうです。
1・肘の下から腕、肩にかけてかかるように置く。
2・お腹の上にタオルやクッションを置き、そこに腕を置く。
3・背中の後ろにクッションを置き、肩にかかるようにする。

下に入れるタオルやクッションの高さを少しずつ高くし、三角巾でつっている時の姿勢と同じ姿勢になるようにすることが重要ではないかと思います。

②首周りを温める。
肩関節を取り巻く筋肉のいくつかは首の付け根や背中に付着しています。筋の緊張を和らげる目的でカイロや首に軽いマフラーを巻いて過ごすという手もあります。肩から首周りを温めることで眠りやすくなります。

③痛い肩を上にして抱き枕をかかえて横に寝る。

④両手を組んで固定する。
健康な方の腕で傷めた肩の腕を持ち安静にする方法です。

⑤肘を曲げ伸ばししたり、肩を痛くない範囲で軽く動かす。
筋の緊張をほぐす目的と血行を改善する目的で痛みが強くならない範囲で動かすとしばらくしてほぐれ、楽になるようです。

あまりお勧めできませんが、こういった方法もあるようです。
痛い肩の肩鎖関節(肩のてっぺんの骨が出ている所)の調整で、その部分を触れて動かすというものです。触れた状態から皮膚を前後に動かし、動きやすい方に1ミリ動かしたままにしておくというもので、数秒もしくは数分触れ続け楽になってくれば成功という方法です。
また、母指球(親指の筋肉)のすぐ下にある手首のツボをゆっくり押してこらえるという方法もありますこれも個人差があるようです。

思い切って寝ている間も三角巾をつけて寝てしまうという方もいますし、サポーターを買って温めるという方もいます。

楽な姿勢を見つけ、その姿勢を維持し、温めるというのが長く続く夜間痛の対策になるのではないでしょうか。

 

雪道の歩き方~転ばずに歩くには

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1月に入り割といい天気が続いていましたが、今日は沢山雪が降っています。

普段は患者さんに急がずゆっくり歩くように、転ばないように説明していますが、恥ずかしながら自分が雪で滑って転んでしまいました・・・。
自分で言っておきながら情けないですね。

ということで、雪道の歩き方についてまとめてみました。

その1:歩幅を小さくする。
歩幅が大きいとその分足を高く上げる必要になり、重心移動が大きくなって転倒しやすくなります。なので滑りやすいところでは、小さな歩幅で歩くと安定します。

細い道を歩くときは、自然と足が閉じ気味になりますが、20センチ前後は常に開けておくと良いようです。

その2:足の裏全体をつけて歩く
雪道を歩くときは、重心を前におき、できるだけ足の裏全体を地面につけて歩くと安定します。
道の表面が氷状のつるつるした面になっている場合はその1:小さな歩幅で、その2:足の裏全体をつけて歩く「すり足」のような歩き方が良いようです。ただし「すり足」といっても、完全に地面を擦りながら歩いているとつまづきやすくなるため、軽く足を浮かせてつまづきにくくすると転倒しにくくなります。

道路の表面に雪の残っている「すり足」では歩きづらい所では逆に、その2:足の裏全体を路面につけ、その1:小さな歩幅でそろそろと歩くと良いと言われています。

その3:急がず焦らずゆっくり歩く
急いでいる時はついつい普段の歩き方になりがちですから、冬は夏より移動に時間がかかることは仕方がないとわりきって「時間や心、歩く場所に余裕をもって」行動し、「急がず、焦らず」にその1、その2のポイントを抑えて歩くことが重要です。
しっかりと「滑りそうな道」を見分けながら歩くことは転倒予防に必要なポイントです。

また急いでいなくても、携帯電話や一緒に歩いている人と話しに夢中になっているときなど、路面に対する注意力が薄れたときは転倒のリスクが高くなるので注意が必要です。

危険な路面についてもまとめてみました。
・つるつる路面
・路面が斜めになっているところ
・横断歩道(車や人の往来で踏み固められ、つるつるしている)
・地下鉄駅や地下道からの出口付近(踏み固められているうえに段差もある)
・車の出入りのある歩道(バスやタクシーの乗降場所、住宅や店舗の駐車場の入り口、ガソリンスタンドなどが危険)
・店の入り口(履いてきた靴の裏自体が氷のようにつるつるになっているため店のタイルなどで滑ります)
・日陰(視界が悪い、氷が融けずにつるつるになっている)

最後に、やむをえず転びそうになったら。
気を付けていても転びそうになることがあります。
少しでもケガを避ける場合は重心を後ろへ持っていきしりもちをつくことです。後ろに転ぶことで手の骨折や顔面のケガなどを避けることができます。
ただ、骨粗しょう症の場合はどちらに転んでも骨折はまぬがれませんので、雪の日は外出を最小限にするなどの対策が必要です。

古岩井整骨院

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

平成27年当院も新たなスタートを切りました。

今年も地域の皆様に貢献できるよう努力してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。

古岩井整骨院

雪かき~負担の少ないテクニックとは

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ここ長野も12月に入り雪が降っています。

雪降り終わった後、雪かきをしている風景をよく目にするようになりましたし、当院でも雪かきで体を傷めて来院されるケースが増えています。

雪かきは老若男女問わず体に負担がかかりますので、負担が減るような工夫についてまとめてみました。

・雪かき前の準備体操
いずれもゆっくり行うことがコツです。
あまり反動をつけて行わないようにしましょう。

①アキレス腱伸ばし
足の裏をしっかり地面につけて、ゆっくり時間をかけて(10秒以上)アキレス腱を伸ばします。

②上体ねじり
ゆっくり体を左右にねじり筋肉が伸ばされているのを確認しながら行います。

③膝の屈伸運動(膝の痛い人は行わない!)
下半身の筋肉をほぐすようなイメージで行いましょう。

・コルセットなどをつける。できればカイロなどで体を温める。

・場所の準備
少しでも雪を捨てるスペースを作りたいので、捨てる場所の地面を足やシャベルで固めておきます。

・スコップさばき
スコップ近くを持つようにし、手の向きと投げる方向を少し変えるだけで使用する筋肉が変化し、腰を痛めにくくなります(かと言ってあまりねじらない、一回の量を減らして回数を増やすと良いそうです)。
さばくスピードは隣の人と会話できるくらいで、時間に余裕があればゆっくり行うと良いかもしれません。
※雪を投げるとき息を止めると血圧が上昇し、脳血管や心臓の疾患を起こすので、呼吸ができるくらいのリズムで行うと良いようです。
・雪かきの運動量について
体重50㎏の人が一時間雪かきを行うと、消費エネルギーは300kcal。
実にご飯二杯分の運動になります!

体に負担がかからない程度に雪かきをしてカロリーを消費したいところですね。